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考古学界に新風を送る大学発ベンチャー。その情報処理技術によってビジネスモデルの可能性は高まった。
株式会社ラング 平成16年
企業概要
タイムリーな学際性を帯びた科学の成果が、考古学の世界に新しい風を吹かせている。平成15年4月、新事業創出促進法の特例措置により大学発のベンチャー企業として誕生。そんな潟宴塔Oが掲げる起業の精神はデジタル技術を活用し、はるか昔に生きた人々の息づかいを現代に呼び起こすこと。石器や土器といった遺物の形状を計測したり図化したりするシステムで脚光を浴び、埋蔵文化財の記録保存に携わる関係者からの認知度は高い。すぐれた精度、省力性、作業時間の短縮化。こうしたメリットをもたらす技術のシーズ(種)は岩手大学工学部・横山隆三教授(情報システム工学科)の研究室で培われたものだ。画像処理・地形情報処理に関する数々のノウハウを埋蔵文化財の情報処理に活かそうという発想を推し進め、大学での研究成果がビジネス現場へ技術移転されたことになる。遺跡の発掘調査に伴う調査報告書の作成は文化財保護法で義務づけられており、厚みのあるマーケットが全国に広がっている。折しも、かなりの専門性を要する業務をアウトソーシングする傾向が強まっており、考古学分野に特化した情報処理事業は安定した需要が見込める。さらに、地理情報システム(GIS)を応用する「遺跡情報データベース」のプロトタイプは作成済みで、事業化可能性調査も完了。平成17年度からのリリースに向けて細部の調整が進んでいる。遺跡に関する地理情報と文字情報を重層的に収める点がセールスポイントで、独創性に富むビジネスモデルの深化が一段と進むだろう。
社内

支援内容
○潟宴塔Oが岩手大学横山研究室との共同研究により開発した「石器などの考古遺物形状ディジタル計測・図化システム」を応用し、遺跡データを組み入れた「遺跡情報システム」にかかる事業可能性調査を行った。○そのほかに、当センター研究開発推進課が行っているRSP事業で「石器などの考古遺物形状ディジタル計測・図化システム」を完成させた。○また、当センターが管理するインキュベートルーム入居者として、創業当初から各種支援(広報媒体での事業の案内、各種情報の提供等)を行った。

企業者の声
代表取締役
森一夫氏
地理情報システムを活かす「遺跡情報データベース」の事業化に向けた調査を通し、その有望性が確かめられました。国内市場での戦略を練り、考古学関連の自治体・大学・研究機関へのプロモーション活動を展開中です。

担当者の声
創業当初に当センターインキュベートルームを利用いただき、その創業時期に各種支援をさせていただいた企業であるが、創業者といっても社長以下スタッフが経営に関しては百戦錬磨の猛者ぞろいであり、若僧の私からは、経営に関する支援は殆どできない状態であった。また、コアの技術が度確立されていて、その優位性も確かなものがあり、担当者としては安心して見守れる企業であった。

企業基本データ
代表 代表取締役 森 一夫(もり かずお)
住所 岩手県盛岡市上田4−3−5岩手大学地域連携推進センター附属インキュベーションラボ2階
電話 019−625−0705
e-mail info@lang-co.jp
URL http://www.lang-co.jp
従業員 4名
業種 埋蔵文化財に関する情報処理事業
主要製品 遺物の形状計測・図化業務の受託/遺物形状計測・図化システムの開発および保守/遺跡情報データデースの構築・保守および提供/地理情報システムに関するコンサルティング/ソフトウェアパッケージの開発および販売など