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中小企業診断士トップランナー訪問

島谷中小企業診断士事務所代表/株式会社メタバーズ代表取締役社長/株式会社プロモ・ラボ取締役副社長 島谷直芳さん

取材・文:村橋保春

中小企業診断士の能力を企業に展開する
【第3回】診断士は仕事も人生も変える

取材日:2008年9月7日

診断士のメリット

― 診断士になって仕事や人生がどのように変わりましたか?

島谷直芳さん

診断士があったので独立できました。勉強したことでビジネスに関する基礎的な素養を体系的に身に付けることができたからだと思います。企業やネットワークの中のどこに何がどのようにあるか、それらが相互にどのように関係し合い、どこを解きほぐすと問題解決できるのかわかるようになりました。人の問題で悩んでいるのか、マーケティングで悩んでいるのか、成長の戦略なのか、資金繰りか、など、何が何に影響を及ぼしているのかは、体系的に勉強していない人には見えづらいこともあると思います。
私は診断士を勉強したので、診断士の体系を理解し、ビジネス環境を見る目ができたと考えています。

― 診断して得られる能力とその後の鍛錬についてはどのように考えますか?

島谷直芳さん

基礎的能力が大きいと思います。
試験勉強は、コンサルタントとしての必要条件であり、十分条件ではない。何をもってコンサルタントが成功しているとするかは難しいが、ビジネスであればお客様に対価をいただけるかどうかを基準とみなすことができると思います。
診断士の勉強をして戦略的コンサルティングができるかと言えば、その知識を総動員できて伝える能力がないとできるとはいえません。自分で考える力をもっているなら、それを伝えることができると思います。それまでの経験、生き方、人生において問題やら課題が発生したときにどのようなことを考え、対応してきたか、それが問われると考えます。

これから診断士を目指す人たちへのメッセージ

― いずれは起業を目指してほしい

診断士を目指す人には、勉強が実践に生かせるので起業して欲しいと思っています。もし中小企業診断士として独立するなら、仲間や先輩との関係も大切にすると良いと思います。中小企業診断士としての独立がうまくいったのは、中小企業診断協会でよい先輩に出会えたことが大きいです。勉強会へ誘っていただいたり、また、北海道は広いため泊りがけで一緒に行動する機会もあり、いろいろ教えていただけました。
私の場合、コンサルタントといいながら、最初の1年はパソコンの調子が悪いから直してという「IT便利屋」のようにクライアントの役に立つところからはじめました。すべての人に言えるわけではありませんが、勇気を出して積極的に独立すればよいと思います。1年分の貯金があればチャレンジするとよいと思います。

インタビューを終えて

島谷さんのお話を伺うと、骨太の迫力を感じます。ゴールを遠くにおいて、常に努力を怠らない。仕事環境に変化はあるものの、ゴールを見つめる視線がぶれない。
診断士を資格として捉えるばかりでなく、必要なノウハウスキルを獲得する手段として考える。診断士の能力を、起業にまで展開する。前に前にと踏み出す前傾姿勢が強く現れるインタビューでした。
キーワードは「ゴールのおき方」かもしれません。診断士の知識を活かした起業がいっそう発展することを期待いたします。

(おわり)

島谷直芳さん:島谷中小企業診断士事務所代表、株式会社メタバーズ代表取締役社長、株式会社プロモ・ラボ取締役副社長

島谷直芳(しまや なおよし)
大阪大学法学部法学科卒業。中小企業診断士・情報処理技術者(システムアナリスト/プロジェクトマネージャー)
IT企業勤務の後独立起業し、インターネット活用ビジネスと、経営戦略立案のコンサルティングを行う。

【島谷中小企業診断士事務所】 http://www.shimaya-c.com

会社名 株式会社メタバーズ
資本金 1080万円
所在地 東京都世田谷区代沢5丁目32-5