経営コンサルタントの国家資格”中小企業診断士”の情報が満載です。 中小企業診断士の広場

中小企業診断士の広場

中小企業診断士トップランナー訪問

島谷中小企業診断士事務所代表/株式会社メタバーズ代表取締役社長/株式会社プロモ・ラボ取締役副社長 島谷直芳さん

取材・文:村橋保春

中小企業診断士の能力を企業に展開する
【第2回】独立を果たして

取材日:2008年9月7日

コンサルタントとしてスタート

― 戦略コンサルタントとしてご活躍されていますね。

島谷直芳さん

2003年に札幌で事務所を開業しました。その後、東京にも事務所を開設しました。
コンサルタントは、機能的コンサルタントと戦略的コンサルタントの2つに分かれると思います。機能的コンサルタントというのは、人事コンサルティング、工場管理のコンサルティング、財務関係のコンサルティングなど、特定の機能に特化したノウハウをもつコンサルタントです。戦略的コンサルタントは、業界に関係なく会社経営についてコンサルティングできる人です。戦略コンサルタントは、成長コンサルタントとも言えます。自分では私は主にIT企業の戦略コンサルタントとして活動しています。
診断士の仕事は個人としてご依頼が来ます。戦略的な経営コンサルティングはキャラクターや属人的な能力が重視されると考えます。3年目に収益が上がり、スタッフを雇用することは可能となりましたが、そのような意味で代わりはできる人がいないということから1人で事務所運営を行っています。

経営センスとノウハウスキルを活かした起業

―中小企業診断士から企業家へと展開されましたが、そうした経緯をお聞かせください。

インターネットのコンサルティングについてはノウハウ化できるので、2006年にwebを使ったプロモーション会社を仲間と3人で起業しました。また、日本発初の3Dインターネット専門会社を起業しました。
3Dインターネットは、まだ知られていない業界です。最近の3Dインターネットの代表例はセカンドライフですが、インターネットを始めたころから3Dのインターネットをやってみたいと思っていました。この会社では事業化支援コンサルティングから制作・運営までをワンストップで全て行っています。全て行っているのは、まだ分業化されていない分野のためです。昨年までは、大半が民間企業のブランドのプロモーションに用いられていましたが、今年から大学など公的機関でも利用していただくようになりました。他に3Dインターネットのポータルサイトを運営しています。ゆくゆくは、3Dインターネットのホールディングカンパニーにしたいと考えています。

島谷直芳さん

―  起業にあたり中小企業診断士であったことはどれほど有効でしたか?

3Dインターネット専門会社も、診断士の知識と経験資格がなければ起業できなかったと思っています。診断士の知識や経験は、ビジネスプランニングでこそ活かされると思います。これも、ただ単に書類を作るのではなく、ビジネスを生み出し、マーケティング、利益計画、アクションプランを作るという一連の流れを勉強したからこそできています。

―今の仕事のバランスはどのようですか?

現在は、時間の割合は、診断士20%、3Dインターネット専門会社:80%、収入の割合は、診断士:40%、3Dインターネット専門会社:60%なっています。診断士としての新たなプッシュ型の営業活動はせず、これまでのお客様をご支援しつつ、新たな話があれば協力していきたいと思っています。
 診断士として関わっていた会社からインターネットのご相談を受けることもあり、また反対に3Dインターネットのお客様から診断士として経営のご相談をされることもあります。

―今後の仕事に対してどのような姿勢で取り組まれますか?

常に実践と知識吸収の両方を行いながら、成長していきたいと考えています。日常的な業務やコンサルティングの中に、学ぶべき点や課題は多くありますので、そのひとつひとつを掘り下げて考え、対応策を実践することが、お客様の役に立てると同時に、自分にとっての勉強となっていると考えています。

(つづく)

島谷直芳さん:島谷中小企業診断士事務所代表、株式会社メタバーズ代表取締役社長、株式会社プロモ・ラボ取締役副社長

島谷直芳(しまや なおよし)
大阪大学法学部法学科卒業。中小企業診断士・情報処理技術者(システムアナリスト/プロジェクトマネージャー)
IT企業勤務の後独立起業し、インターネット活用ビジネスと、経営戦略立案のコンサルティングを行う。

【島谷中小企業診断士事務所】 http://www.shimaya-c.com

会社名 株式会社メタバーズ
資本金 1080万円
所在地 東京都世田谷区代沢5丁目32-5