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中小企業診断士トップランナー訪問

株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表取締役社長/ジョブカフェ・サポートセンター代表 原正紀さん

取材・文:福島 正人(中小企業診断士)

日本人の組織と個人の関わり方を、もっと多様にしたい
【第4回】人生の質を大事にしていきたい

取材日:2007年10月15日

人生一度きり

― 2006年、株式会社クオリティ・オブ・ライフを設立する。

人生一度きり、「この世に生まれてきたからには、自分の足跡を残したい」と思い起業しました。今まで培ってきた経験をもとに、個人とか企業とか社会に役立ち、その結果として足跡を残していきたい。"クオリティ・オブ・ライフ"という社名には、「個人の人生の質を大事にしていきたい」という思いを込めています。

― 会社のロゴマークも特徴的ですね。

QUALITY OF LIFE ロゴマーク

ロゴマークは、知人の著名デザイナーに頼んで、こだわって作成しました。個人にフォーカスしようと思って、顔みたいになっています。矢印が循環しているのは、ネットワークを大事にしたいという気持ちを表しています。人と人、人と組織、組織と組織のネットワークですね。色を3色にしたのは、多様性ですね。多様な人が組織で活躍できるようにしたい。「人」重視、「ネットワーク」重視、「多様性」重視ですね。

存在感のある会社になりたい

― 会社を経営していく上で、どのようなことを意識されていますか?

原正紀さん

日本人の組織と個人の関わり方を、もっと多様にしたいと思います。もっと個人の幸せが立っていく社会でないと魅力がないですね。ダイバーシティ(多様性:異なる性別、年齢、国籍、発想、価値観を認め、活かしあうこと)が当たり前の世の中になっていく。日本をよりよい国にするような、特長ある人財ビジネスを展開していきたい。

単に儲かるものをやればいいという考えはありません。自分のやりたいこと、ミッションは何かをしっかり意識しています。もちろん会社を存続させるためには一定の売上が必要ですが、目先の利益だけを追いかけるようなことはしていません。

大きな会社を作るよりも、存在感のある会社になりたいですね。「あの会社があって良かった」と言ってもらえる会社です。ニッチでかまわない。オリジナルを追求していきたいですね。

取材メモより

自分の人生をじっくり考える......とても大切なことでありながら、「日常の忙しさでつい後回しになり、いつの間にか時が過ぎていく」という人が多いのではないでしょうか?原さんの場合は、33歳の時にニューヨークに1ヵ月滞在し、自分自身のキャリアプランをじっくり考えています。その時に作った計画をベースに45歳で起業し、経営者としての道を着実に進んでいます。もしニューヨークでの1ヶ月がなかったら、原さんの人生は別の形になっていたかもしれません。取材を終えて、人生や仕事についてあらためて考えさせられました。

中小企業診断士の活動範囲は、他の資格と比べてかなり幅広いと感じます。企業再生や地域支援などのコンサル活動、研修や講演、執筆など、多くの形で世の中に役立っています。原さんのように、自ら起業し経営者として活動するのも1つの形です。もともと経営に対する幅広い知識を学べる資格ですので、"経営の支援者"としてではなく"経営者そのもの"として活動する診断士が増えても、世の中にとって良いことだと思います。

原 正紀さん:株式会社クオリティ・オブ・ライフ代表取締役社長、ジョブカフェ・サポートセンター代表、高知大学客員教授。

原 正紀(はら まさのり)/1959年生まれ、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートで企業や官公庁への人材関連の提案活動を行う。本社および関西支社で営業部長を務めた後に、新規事業(キャリア事業)の立ち上げにエグゼクティブプランナーとして参加。2004年7月に独立し、経済産業省事業のジョブカフェ・サポートセンター代表に就任。 2006年12月には、株式会社クオリティ・オブ・ライフを設立。高知大学で客員教授も務める。内閣府「市場化テスト専門委員」、中小企業庁「若者と中小企業のネットワーク構築事業委員」なども務める。主な著書として『採用氷河期 ~若手人材をどう獲得するか~』(日本経済新聞出版社)、『5×2の法則』(同友館)など。

【ジョブカフェ・サポートセンター】 http://www.jobcafe-sc.jp/

会社名 株式会社クオリティ・オブ・ライフ
資本金 500万円
所在地 東京都千代田区内神田3-15-3 ISビル2階