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使えるコンサルティングツール

災害等、緊急事態における事業継続計画の策定・運用法を解説

文:上井 光裕(中小企業診断士)

中小企業BCP策定運用指針― BCP策定支援ツール

中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/

中小企業BCPとは

画面

BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

国内企業数の99%超を占め、我が国の経済基盤を支える中小企業向けに、平成18年2月、中小企業庁は、中小企業BCP策定運用指針を作成しました。

BCPの役割

緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることとなり、株主にとって企業価値の維持・向上につながるのです。

入門診断チェックリスト

診断先企業に対し、まず現状を評価するためのチェックリストです。診断先でも簡単に自社の状態がわかる便利なツールです。
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01_3.html

策定運用

策定運用には、基本コース、中級コース、上級コースがあり、各策定プロセスごとに様式があり、解説にしたがって、様式を埋めていくことでBCPが完成します。基本コースは、経営者の頭のなかにある考えをBCPサイクルに沿って整理し、BCP様式を記入していきます。様式は全部で約20種類、一人1~2日程度の所要時間とされています。
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01.html

財務診断モデル

BCPサイクルの一環として、災害に遭遇した場合の会社の財務状況(復旧費用総額、キャッシュフローなど)を整理しておく必要があり、財務診断モデルが用意されています。財務診断モデルにも上記3つのコースがあります。損害保険や災害時の公的融資制度なども検討できます。
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_05a.html