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中小企業診断士の仕事

診断士と栄養士 強力夫婦タッグ

文:弥冨 尚志

【第5回】連携で広がる中小企業診断士の仕事

健康と医療に関われること

最近は医療機関やドクターとの連携も視野に入れた活動に軸足を移そうかとも検討しています。この話はまたの別の機会としますが今日的テーマである健康増進にどのような貢献できるか、結果それが医療の再生という大きな課題に関わることが出来るのかを思慮している次第です。そう言う中で考えているのが予防医学と言うジャンルです。

予防医学という観点に立てば人々の健康に関するニーズに幅広く対応できるかもしれない。予防医学と言えば日々の食事や運動、それはなんと言っても管理栄養士の領域です。それは同時にあらゆるビジネスの領域にも貢献できると言うことだと思います。

そう言えば会社設立間もない頃から来た引き合いの多くはそんな観点に立っているものでした。予防医学の領域でのビジネスチャンスは急速な少子高齢化を迎える日本では大きいはずです。きっとそう言う意味ではまだまだやれることはたくさんありそうな気がします。

しかし同時にビジネスのことばかりに注力しているのは好ましくないとも思っています。家内が臨床経験を積んできたのはビジネスの場ではなく医療の現場です。それが強みになっている訳ですから医療への軸足を置いた活動も疎かにすることは出来ません。

診断士としての自分も今までにないジャンルを構築するにはこの分野に特化するのが好ましいのかもしれませんが、まだ具体的な道筋は見えていないのが現状です。この仕事を通じて数多くのドクターや理学薬学の専門家とも知り合うことが出来ました。これらの経験をどう活かすのかが課題になってきそうです。

そして医療再生につながる医療機関の連携にも予防医学の最前線にいる栄養士の貢献は小さくないと思っています。そこにはまた診断士としてジョイントすることでさらなる活躍の場所がありそうな気がしています。

恐らく診断士の仕事は国家資格の定めるところの中小企業の支援に留まらず活躍できるフィールドはとても広いのではないのかと思い始めています。

診断士として独立開業する場合には得意分野を持つことが有効だと言われていますが、それは診断士としての得意分野ではなくても自分が今まで培ってきたものを得意分野とするのも有効ではないかと思います。その分野と診断士の仕事との連携が図れないか考えて見るのもいいかもしれません。

<編集後記>
 今回ご登場いただいた弥冨さんとは、私がある信用組合でセミナー講師としてお話をしていた折に名刺交換をしたことをきっかけで知り合うことができました。お会いしたときもご夫婦で参加していただき、その誠実なお人柄に、きっといいお仕事をされておられるのだろうと感じていました。今回は楽しく、読み応えのあるレポートをいただくことができました。
 中小企業診断士と栄養管理士という異色の組み合わせ、ご夫婦でうまく連携されておられるご様子、医療・健康というこれからますます重要になる分野など、大変参考になるお話ばかりです。ご活躍の弥冨さんにはお忙しい中、無理を言ってお話をお聞かせいただきました。心からお礼申し上げたいと思います。
 本文を読まれた中小企業診断士や企業の皆さんは、中小企業診断士の可能性を大いに感じていただけたものと思います。診断士の業務は可能性に満ちています。ぜひともそうした可能性を追求し、診断士ならではの社会的役割を推し進めていただければと願っております。

編集:村橋 保春

(おわり)