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合格者座談会「失敗事例を反面教師として学ぼう」

取材・文:海老沼 優文(中小企業診断士)前野 純一(中小企業診断士)

【第3回】失敗から学んだことと受験生へのエール

2019年1月22日(取材日:2018年11月18日)

本企画では、診断士試験で失敗を重ねながらも合格をつかみ取られた4名の皆さんにお話を伺っています。最終回となる今回は、皆さんが失敗から学ばれたことをお聞きするとともに、受験生の皆さんへのエールをいただきました。

受験生の皆さんに反面教師にしていただきたいこと

司会:皆さんが失敗から学ばれたことは何でしょうか。

松島:1つは、予備校などでネットワークづくりをした方がよいということ、もう1つは、時間は有限であり、診断士試験までの時間も限られているということです。早く合格すれば、次のチャンスも早くやってきます。私も早くに合格していれば、もっとさまざまなことができたと思います。このことはぜひ、反面教師にしていただきたいです。

田代:2次試験は、出題者の意図を意識して勉強することが効果的だと思います。私の勉強仲間は皆、出題者の書籍や論文を参考にしながら過去問を繰り返し解き、2次試験に合格するための答案作成方法を研究していました。そのおかげで、出題者に“刺さる”答案を作成することの重要性に気づくことができました。

吉田:私は、体調不良には必ず前兆があることに気づきました。集中できない、朝起きるのがつらい、などの身体のサインです。そのようなときは、勇気を出して休むこと、つまり心と身体のリフレッシュが必要です。手洗い・うがい・マスク着用も基本です。

松崎:私が失敗から学んだのは、自身の特性を知り、メンタルをマネジメントできないと、良いアウトプットはできないということです。
具体的に学んだ内容の1つ目は、感情にどう対処していくかということです。診断士資格の取得を目指した原点を思い返し、「いまは辛いけれど、あと1週間頑張ろう」などと感情の時間軸を動かすことが重要です。2つ目は、負の感情を曖昧にせず掘り下げると、半分程度に低減できるということです。そして3つ目は、勉強をする際のベストの感情の位置を知ることです。感情はプラスにもマイナスにも振れますが、振り切れ過ぎてもいけません。私は直前期に、フラットなメンタルでいるための対策を立てたことで、2次試験で最大限の力を出すことができました。

受験生の皆さんへのエール

司会:最後に、受験生の皆さんへのエールをお願いします。

松島:中小企業診断士の活動は、外に出て経営者に会うことが本質ですが、試験に臨むにあたっても同じことが言えます。家に閉じこもっている人には、「外に出よう。人と会おう」と言いたいです。合格後のことまで考えると、外に出て多くの人に会っておいた方が良いと思います。

田代:診断士試験は、基本的なフレームを理解したうえで、スピーディに一貫性をもたせた解答を作成する試験だと思います。そのためには、フレームを使いこなすことを常に意識しながら勉強をするのが一番良いと思います。
また、著名なサッカー選手も言っているとおり、悪いときこそくじけないことです。間違ってもくよくよせず、そこが伸び代だと考えて勉強を続けてください。

吉田:皆さんのほとんどは、働きながら勉強時間を確保されていることと思いますので、ある程度の無理は仕方がありません。頑張らないと合格はできない試験ですので、無理をするなとは言いませんが、「考えて」無理をするようにしましょう。

松崎:メンタル面は、どうしても自分にしかコントロールできない部分がありますが、言い換えれば、コントロールさえできれば、試験や仕事でベストのアウトプットができます。自分という土台をしっかりと固め、気持ちをしっかりともって行動に移せば、きっと合格はつかめます。

第3回を終えて

ご登場いただいた4名の皆さんは、各々にテーマをもって失敗から学び、診断士試験への合格を果たされました。受験生の皆さんが本企画でご紹介した失敗を反面教師に、合格を勝ち取られることを期待しています。

(おわり)