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合格者座談会「失敗事例を反面教師として学ぼう」

取材・文:海老沼 優文(中小企業診断士)前野 純一(中小企業診断士)

【第1回】私の受験歴と失敗談

2019年1月8日(取材日:2018年11月18日)

診断士試験に限らず、誰しも初めて臨むことに失敗はつきものです。本企画では、診断士試験で失敗を重ねながらも合格をつかみ取られた4名の皆さんに、それぞれの経験談を伺いました。

私の経歴と受験歴

司会:本日は、さまざまな失敗を乗り越えながら診断士試験に合格された皆さんにお集まりいただきました。まずは、ご自身の経歴や受験歴、仕事の環境などについてお聞かせください。

左から田代順一氏、吉田晃氏、松崎麻貴氏、松島達規氏
左から田代順一氏、吉田晃氏、松崎麻貴氏、松島達規氏

松島:松島達規です。1次試験を4回、2次試験を2回受験し、平成27年に合格しました。信用金庫勤務でしたが、2回目の2次試験のときは、診断士資格と関わりのない公的機関に転職していましたので、受験はこれで最後にしようと思っていました。

田代:田代順一です。予備校では1.5年コースを受講していて、平成29年に合格しました。1次試験は順調にいきましたが、2次試験を2回受験しましたので、勉強期間は2年半になります。情報系の資格を保有しているため、経営情報システムは科目免除でした。仕事は医療機器メーカーで、商品企画と開発の仕事をしています。

吉田:吉田晃です。平成29年に1次試験・2次試験ともに合格しました。ただ、恥ずかしながらこれまでに、税理士試験は6回連続で不合格となっていますので、ストレート合格という気分にはなれません(笑)。群馬県桐生市で税理士法人に勤めていますが、税理士資格は保有していません。

松崎:松崎麻貴です。予備校では、田代さんと同じ1.5年コースでした。1次試験は2回、2次試験は1回で合格しましたので、1.5年のストレート合格ということになります。勤務先は電機メーカーで、経理を担当しています。神奈川県出身ですが、大学卒業後は愛知県名古屋市在住です。

私の失敗談

司会:では、さっそくですが、ご自身で経験された失敗談をお聞かせください。

松島達規氏
松島達規氏

松島:独学を貫いたことと、受験生のコミュニティに参加しなかったことが失敗だったと思います。まったくの独学で5年間を受験勉強に費やしたわけですが、予備校や勉強仲間のアドバイスを聞ける環境であれば、もう少し早く合格していたのではないかと感じています。

田代:私は以前、ビジネススクールに通っていて、経営の基礎を理解しているつもりでいたため、いま考えるとずいぶん非効率なことをしてしまいました。知識を増やそうと多くの関連書籍を読んでいたのですが、かえって自分なりの理論ができ上がってしまい、問われていないことまで解答として書くようになってしまったのです。読む書籍も、自身の仕事の分野に近いものばかりになってしまい、業務という観点では効率的でも、資格試験という観点では非効率になっていたと思います。

吉田:私は年間の勉強時間が2,000時間を超えていて、無理がたたって何度も体調不良を起こすなど、体調管理に失敗しました。1次試験直前の7月末に38度の熱で3日間ほど寝込んでしまったり、2次試験の本番でも、我慢できず途中でトイレに行ってしまったりということがありました。

松崎:私は試験直前期にモチベーションが低下してしまい、3ヵ月間、予備校の授業以外にはまったく勉強をしなかったことがありました。結婚を控えてドタバタしていたことが主な理由ですが、その状態で受けた模試が合格ラインに近い成績だったことで、試験を甘く見始めてしまっていたことも理由かもしれません。

第1回を終えて

今回は、4名の皆さんにご自身の失敗談をお話しいただきましたが、田代さんの得意分野が仇となってしまった事例が印象的でした。次回は、受験生の誰しもがやってしまいがちな失敗事例と、そこから学んだことなどをお伺いします。

(つづく)

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