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合格者座談会「私のモチベーション維持法」

取材・文:北村 和久(中小企業診断士)佐々木 祐人(中小企業診断士)

【第3回】私のモチベーションアップ方法と受験生へのメッセージ

2018年10月16日(取材日:2018年8月8日)

診断士受験において、モチベーションが下がった時期を独自の方法で克服して合格に至った4名の皆さんに、モチベーションを維持・向上するために行ったことを伺う本企画。最終回となる今回は、日常の勉強でモチベーションをアップさせる工夫と、受験生への応援メッセージを伺いました。

日常の勉強での工夫

司会:日常の勉強でモチベーションが上がるように、どのような工夫をされていましたか。

石原:楽しんで勉強できる環境を作るようにしました。オフィスビルの雰囲気の良いテラスで勉強をしたり、自宅近くの廃校になった中学校が自習室として開放されていたため、ノスタルジーに浸りつつ勉強をしたりしていました。そのような環境ですと、勉強をしに行くこと自体が楽しくなり、モチベーションが上がりましたね。

司会:環境を変えることでモチベーションを上げるわけですね。

石原:あとは、モチベーションが上がることを口に出して言うことで、自分を鼓舞していました。自転車をこぎながら、「勉強、超楽しい!」とか(笑)。

坂本:私はアプリを使って勉強時間の管理をしていました。勉強時間が長期的に可視化されており、毎日少しでも勉強をするモチベーションの維持に役立てていました。勉強2年目以降は特に、「モチベーションは下がるものだ」という前提のもと、モチベーションが下がってもできる勉強を見つけて、少しだけでもやるという習慣を意識していました。また、月間スケジュールに自分がどれだけ勉強をできるかの予想を入れておき、そのとおりに進めていくのもモチベーションの維持にはお薦めです。

野竿:私もあらかじめ、1日のノルマの勉強時間を決めていました。時間を確保しやすい朝を中心に、通勤時間なども合わせて1日の勉強スケジュールを立てていました。

野竿氏
野竿氏

司会:毎日の生活に、あらかじめ無理のない勉強時間を予定として盛り込むことによって、モチベーションを途切れさせないことは有効のようですね。

受験生へのメッセージ

司会:最後に、受験生の皆さんへのメッセージをお願いします。

坂本:自分の実現したい目標に対し、本当に中小企業診断士になる必要があるのかを確かめつつ、じっくりと勉強していくことが、モチベーションを大きく低下させることのなかった私の秘訣です。現在はもちろん、中小企業診断士になって楽しく、合格できて良かったと思っていますが、肩肘を張らず、適度に力を抜いても良いのでは、とお伝えしたいです。

石原:私は、「モチベーションはコントロールするものである」と考えています。自分のことは自分が一番よくわかっているはずで、それに対して、事例Iで従業員のモラールを上げるのと同じように、客観的に「どうすればこの人(自分)のモチベーションを上げることができるだろうか」を戦略的に考えるのが良いのではないでしょうか。

百中:どうにもモチベーションが上がらないときは誰しもにあると思いますが、そのようなときは無理に上げようとせず、いったん勉強から離れるのも一つの方法です。とはいえ、年間スケジュールはしっかりと立てましょう。私の場合は、試験本番や模試などから逆算してスケジュールを書き出していました。見える化することで、自発的に勉強する気持ちがふつふつと沸いてくるでしょう。

野竿:繰り返しになりますが、「初心を忘れないこと」が大事だと考えています。私も定期的に初心を思い起こし、モチベーションを高めていました。また、「これだけ勉強をしていれば合格する」と本気で思い込み、自信を持ち続けることが、ひいてはモチベーションアップにつながります。受験生の皆さん、頑張ってください!

座談会の光景
座談会の光景

第3回を終えて

本企画に登場いただいた4名の皆さんのモチベーションの低下要因はさまざまですが、その時点のモチベーションと向き合い、ときには「勉強をしない」という判断を含めて独自の方法を模索し、一方で長期的に無理なく対処してきたことは共通しているように思います。皆さんのモチベーションの維持・向上の方法をヒントに、受験生の皆さんが個々にモチベーション維持法を工夫し、長期間にわたる勉強を無事に乗り越えることとなれば幸いです。

(おわり)