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私が診断士試験のために“やめたこと”

取材・文:佐藤 智人(中小企業診断士)藤本 江里子(中小企業診断士・税理士)

【第3回】合格後に再開したこと

2017年10月12日更新(取材日:2017年7月17日)

診断士試験の勉強時間を確保するために「何をやめるか」は人それぞれです。今回の座談会では、さまざまなバックグラウンドを持つ中小企業診断士の皆さんに、診断士試験のために“やめたこと”を語っていただき、受験生の方が自身の行動を振り返るうえでのヒントを伺っています。最終回は、合格後に再開したことと、改めて振り返って感じることについてご紹介します。

やめることを通じて発見した自分

司会:受験勉強中にやめていて、合格後に再開したものはありますか?

黒田:私は、プロジェクトメンバーとの昼食や2次会への参加は再開しました。特に断る理由がありませんからね。プロジェクト単位の仕事ですので、改めて「同じ釜の飯を食う」ことの大切さも感じています。

溝上:私は、友人とつながりを持つことを再開しました。合格後は、人の話を聞くのが以前に増して楽しくなり、友人と会う機会も積極的に作っています。また、試験を通して変わったのは、時間の使い方や配分を意識するようになったことです。自分の時間を使いたい所に集中させようと思い、効率的に仕事に取り組めるようになりました。最近、ありがたいことに中小企業診断士としての活動が増えてきまして、料理やお菓子作りは大好きですけれど、いまはしないと決めています。

寺田:私は合格と同時に、3つのサッカーチームに所属しました。ただ、再開して2試合目で肉離れを起こしてしまい…。急に始めると、痛い目に遭いますね。また、会社や仕事仲間との飲み会も2次会にまで行くようになりましたが、以前と違い、「今日は行く、行かない」を事前に決めて、時間を有効に使えるようになりました。

古澤:私は英会話はやめたままですが、Huluで海外ドラマを見ることとバイクに乗ることは再開しています。

司会:受験勉強中にやめたことを振り返り、感じることは何かありますか?

古澤:診断士試験は、「自分のことを知る試験」だと感じます。勉強時間を確保するために、「何が好きで何が嫌いなのか」、「何をやって何をやらないのか」と自分を試されている感じがします。私は自営業のため、以前は手広くやっていましたが、受験勉強中に仕事を少し絞っても大きな影響はなかったため、合格後、さらに勉強したことを活かすべく、一部の仕事を断ることもできるようになり、気持ちに余裕ができました。その結果、「自分がやりたい仕事をしたい」と覚悟を決められたことで、仕事の種類や質が変わり、ますます仕事が楽しくなっています。

溝上:私は、勉強時間を確保するために、夜更かしなどやめるべきとわかっていながらやめられなかったこともありました。しかし、それも自分だと認めつつ、勉強をしてきた感じがあります。

黒田:私は40歳を過ぎてから受験勉強を始めました。年をとると記憶力が落ちると言われますが、まだまだ暗記も大丈夫だなと、いまの自分を認める良い機会になりました。

寺田:私は銀行に30年勤め、毎日決算書を見て財務分析をしていましたが、改めて財務のことを勉強してとても新鮮でした。

溝上:私も新鮮でしたね。

寺田:50歳を超えると会社の研修もなくなり、自分が手を挙げて参加しない限り、勉強の機会はほとんどなくなります。若い頃は研修が苦痛でしたが、勉強の楽しさがわかりました。

受験生へのアドバイス

司会:最後に、受験生の皆さんにアドバイスをいただけますでしょうか。

受験生へのメッセージを真剣に考える皆さん
受験生へのメッセージを真剣に考える皆さん

黒田:私の場合、やめたことは意外と、仕事のことが多いなと思います。勉強を始めた当初は、断ると人間関係が悪くなるのではと思っていましたが、周りは特に何も思っていませんので、断ることに負い目を感じず勉強に集中するのが良いと思います。

古澤:自分に無理をして好きな習慣をやめても、勉強は長続きしないと思います。診断士受験は長丁場ですので、自分が気持ちの良い範囲でやめる、やめないことを判断して、勉強に集中する環境を作るのが良いと思います。

溝上:勉強をする際、何をやめて何をやめないかは、その時々の優先順位を決めることですので、トライアンドエラーで取り組んでいくのが良いと思います。自分の特性を知り、優先順位を決めて行動することは、中小企業診断士になった後の訓練にもなると思いますので、ぜひそのプロセスを楽しんでみてください。

寺田:私は、勉強中に我慢したサッカーや同窓会・OB会の飲み会を合格後に再開して、改めて人のありがたみを感じ、以前より飲み会に参加できるという喜びが増しています。皆さん、合格するととても楽しいですよ。

(おわり)

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