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私の2次試験タイムマネジメント法

取材・文:屋代 勝幸(中小企業診断士)木村 清香(中小企業診断士)

【第3回】スケジューリングとタイムマネジメント

2017年8月15日更新(取材日:2017年5月28日)

仕事や家庭など、さまざまな事情により勉強時間の確保に制約がありながら、独自のタイムマネジメント法で合格を果たした中小企業診断士の皆さんにお集まりいただいた座談会の第3回。最終回となる今回は、座談会全体のテーマでもある「スケジューリング」と「タイムマネジメント」について伺いました。

割り切りが肝心

司会::2次試験の勉強に関するスケジューリングについて、お聞かせください。

荒井:私は1次試験終了後、通過していることがわかってから2次試験の勉強を始めました。9月中は、2次試験で必要な1次知識のインプットに集中していました。過去問を解こうにも、自分の引き出しの中身が何もないと出せないと思ったからです。出す練習(過去問を解く練習)をしなくて良いものかと焦ることもありましたが、「ないものは引き出せない」と、思い切って徹底しました。

秋田:日曜日は家族サービスの日と決めており、土曜日しかまとまった時間が取れないため、確保できる時間の中で「やること」と「やらないこと」を決めました。具体的には、過去問の事例I~IIIは5年分を解きましたが、事例IVはまったく解きませんでした。

一同:(どよめき)

司会:それは、事例IVが得意だったからでしょうか?

秋田:得意ではありませんでしたが、他の事例のほうが点数を伸ばせるだろうと考えました。事例IVについては「簡単な問題が出たらラッキー」と割り切りました。

設楽:最初の年は、予備校の先生に言われて13年分の過去問を解いたのですが、ただこなしただけで知識の向上はほとんどなく、「やった」という満足感だけが残っていました。そこで2年目は、両立できないと割り切って1次試験を受験せず、2次試験に専念したのです。

山倉:私は大学院に通い、MOT(注:Management of Technology技術経営修士)の修了を目指していましたので、週末はすべてそれに費やしていました。平日の夜も3日間は大学院に通っていましたので、事例IVは10年分の過去問を解きましたが、その他の事例は少ないものでは2年分くらいしか解いていません。


スケジューリングについて意見交換

時間の工夫あれこれ

司会:ご自身の時間的な制約を踏まえて、どのようなタイムマネジメント法を取り入れられていたかを教えていただけますか?

荒井:子どもたちがずっと家にいる夏休みは大変でした。午前中はプールに連れて行くなどしてとことん子どもに付き合い、満足してもらうと、2時間くらいなら子どもだけで遊んでいてくれますので、その時間に集中して勉強をしていました。

秋田:朝1時間早く起きると1日が“25時間”になると考え、とにかく朝早く起きることを心掛けました。満員電車では勉強するスペースすら取れませんので、少し早めに家を出て、ゆったりとしたスペースの中で、与件や参考書を読む状況を作ることを心掛けていました。時間をどのように有効に使えるかを考えていましたね。

設楽:私は海外出張の際も、5時くらいに起きて勉強をし、朝食を食べてからまた勉強をしていました。ホテルの部屋の中は、家じゅうの教材を持って行っているというくらい、常に勉強道具だらけでしたね(笑)

山倉:私の場合は、大学院に通学しない平日の2日間に何をするかが勝負でした。その日は、仕事が終わった後の5~6時間を診断士受験の勉強に充てていました。私は朝が弱かったため、皆さんと違ってギリギリまで寝ていました。苦手なことはせず、自分の心が盛り上がっているときにやることを心掛けていましたね。


座談会を終えて。(左から)秋田氏、設楽氏、荒井氏、山倉氏

第3回を終えて

参加者の皆さんに共通するのは、周りの意見を尊重しつつも、自身の勉強法に自信を持ち、それを貫いてきたことだと感じました。それが合格へのモチベーションにつながり、良い結果をもたらしたのでしょう。受験生の励みになるお話を伺えた座談会となりました。(文責:屋代勝幸)

(おわり)

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