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私の2次試験タイムマネジメント法

取材・文:屋代 勝幸(中小企業診断士)木村 清香(中小企業診断士)

【第1回】私の2次試験勉強法

2017年8月8日更新(取材日:2017年5月28日)

仕事や家庭など、さまざまな事情により勉強時間の確保に制約がありながら、独自のタイムマネジメント法で合格を果たした中小企業診断士の皆さんにお集まりいただいた座談会の第1回。今回は、それぞれの2次試験勉強法について伺いました。

過酷な道を乗り越えて

司会:本日は、さまざまな制約を乗り越えて合格を勝ち取った皆さんにお越しいただきました。それぞれの勉強法について伺うことで、同じような環境で悩まれている受験生の励みになればと思います。 まずは、皆さんのご職業と受験生時代の制約についてお聞かせください。


左から秋田和洋氏、設楽英彦氏、荒井由紀子氏、山倉慎一氏

荒井:荒井由紀子です。専業主婦です。専業主婦は時間があると思われがちですが、「勉強のために家事や子育てを疎かにはしない」と心に決めていましたので、まとまった勉強時間を確保するのは大変でした。子どもが2人いて、受験生時代は長男が小学校2年生、次男が幼稚園の年少でした。2次試験の勉強が本格化する8月は、子どもが夏休みで一日中家にいましたので、勉強をするのがさらに大変でした。

秋田:秋田和洋です。監査法人の事業企画に従事しています。受験生時代の制約は、当時1歳の娘の子育てと、育休明けで職場復帰したばかりの妻にも一定のケアが必要なことでした。仕事では残業、国内出張が多く、平日は早朝から深夜まで働き、繁忙期には土日も出勤する環境でした。

設楽:設楽英彦です。電機メーカーでソフトウェア開発をしています。海外出張が多く、貴重な土日が移動だけで何度もつぶれたほか、残業も多く、日付が変わってからしか勉強時間を確保できないこともよくありました。

山倉:山倉慎一です。食品メーカーで生産技術の研究開発をしていました。現在は独立しています。私の受験生時代の制約は、本業の研究職に携わりながら、平日夜の週3日間と土曜日の終日は大学院に通っていたことです。また、日曜日は自宅でレポートや修士論文を作成する日々でした。


2次試験勉強法について語る

険しい道を克服した勉強法とは

司会:皆さんの特徴的な勉強方法を教えてください。

荒井:過去問は5年分を1回転させました。まず自分で解いて、その後、参考書や予備校のホームページに載っている模範解答などを見ながら復習をしました。独学でしたので、基本的にはインターネットと書籍で情報収集を行っていました。「これで良いのかな?」という不安はありましたが、結局、本当の正解は誰にもわかりませんので、皆がやっていることを私もやって進むしかないと思っていました。

秋田:私は当時、ブログで過去問の自分の解答を公開していたのですが、まったく知らない人からコメントをいただくようになり、アドバイスを受けていました。中には、「こんなことを書いているようでは受からないよ」といった辛辣なコメントもありました(笑)。ブログはアウトプットの良い練習になったと思います。

設楽:私は2次試験直前の最後の週末も仕事が終わらず、出張で中国にいました。上司に「終わるまで帰って来るな」と言われまして(笑)。勉強道具は持って行ったのですが、予想外に長期間の出張になったため教材が足りず、「同じものをいったい何周回しているのだろう」というほど繰り返し勉強していました。

山倉:私は勉強時間を「覚える」と「考える」とに明確に分け、隙間時間を「覚える」に充てて、まとまった時間は「考える」時間にしていました。また、量的にたくさんやるのではなく、量を絞る代わりに深く考えることを重視しました。深読みすることが考える力をつけると思います。

第1回を終えて

皆さんの受験生時代の制約を伺って感じたのは、ここまで制約があっても、創意工夫で合格にたどり着けるということでした。皆さん、確固たる信念を持って受験に取り組まれていたことが印象的でした。この記事をお読みいただいている受験生への熱いエールとなれば幸いです。(文責:屋代勝幸)

(つづく)

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