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1次試験再チャレンジ合格者座談会

取材・文:白井 克昌(中小企業診断士)細川 泰志(中小企業診断士)

【第3回】再チャレンジから得られたもの

2016年10月13日更新(取材日:2016年7月10日)

紆余曲折を経ながらも診断士試験に合格された皆さんに、再チャレンジしたことで得られたものやその後の変化について伺いました。

再チャレンジも悪くない

司会:1次試験の再受験について、プラスの面を感じられたことはありますか。


高田氏(左)と古賀氏

古賀:過去に学んだ内容をもう一度勉強することで、より深い理解が得られました。そのことが2次試験へも、自分の仕事のスキルやノウハウのさらなる向上へもつながりましたね。

土田:再度の勉強で知識が定着し、初年度よりもかなり得点が上がりました。それに加え、多忙な中から勉強時間を捻出していったことで、タイムマネジメントについてはよりシビアになれました。

高田:ストレート合格をしたけれど、更新登録だけをして10年が経ってしまった、という方もいらっしゃいますが、私も10年前に合格していたら、子育ても仕事も楽しくて、おそらく診断士活動はしていなかったでしょう。時間はかかりましたが、自分にとっての好機に合格できたように思います。人生、何が良い方向に転じるかわかりませんよね。

古賀:長年挑戦してきた苦労があるため、資格への思い入れが人一倍強い。だからいま、一生懸命に活動するエネルギーにつながっているのだと思います。もちろん、ストレート合格で幅広く活動されている方もいらっしゃいますが。

武田:一度打ちのめされてから立ち直った経験で、心のありようが変わりました。「努力が報われないこともあるけれど、それでも立ち上がることが大事だ」というような、ある種の理不尽さを受け入れる感覚ですね。私にとっては、良い意味での挫折だったと思います。そんな思いをしてまで取得した資格ですので、積極的に活用したいです。

古賀:挫折を乗り越えた人は強いですよね。人間的に成長しますし、仕事もよりうまくこなせるようになる。それは受験でも同じです。

司会:再チャレンジは、知識の強化以外にもさまざまなメリットをもたらすのですね。

「なりたい」から「なってもらいたい」へ

司会:皆さんは、受験生にとってどのような存在でありたいとお思いですか。

武田:あらゆる人に対して、常にオープンな姿勢でいたいと思っています。具体的には、さまざまな問いかけや依頼に対して、自分なりの論理性を持って適切に答えられる人でありたいですね。そして私の行動によって、人々に診断士資格を魅力的なものと感じてもらえれば嬉しいです。

最近、ある受験生から、「中小企業診断士になられてから、すごく楽しそうですね」と言われました。資格のイメージ向上に少しは貢献できているのかもしれないと、勝手ながら感じています。

古賀:受験生から、「やっぱり中小企業診断士になりたい」と思われるような、資格の名に恥じない活躍ができるようにしたいですね。さまざまなことに前向きに取り組んで、相手の要望にきちんと応え、相手から信頼される人間になっていきたいと思います。

土田:私のような地方在住のオヤジ(笑)でも、東京で中小企業診断士として十分に活躍できることを見せられればいいですね。

古賀:皆さん、診断士試験を乗り越えた経験を、何かしらの形で活かせる人間になりたいという思いはありますよね。

高田:この座談会のように、誰かのために何かをできるのは本当に良いことだと思います。受験生から、「あんな風になりたい」と感じてもらえると嬉しいです。

古賀:皆さんのお話を聞いて、私も「頑張らなくては」と強く思いました。

司会:私たちの存在が、受験生のモチベーション向上につながればいいですよね。

努力を継続すれば、必ず合格できる

司会:では最後に、受験生、特に1次試験から再チャレンジをされる皆さんにエールをお願いします。

武田:肩の力を抜きつつも、最後までやり切る気持ちでチャレンジしてください。結果はどうであれ、チャレンジした経験は、人生にとって絶対にプラスになると思います。

そもそも、ほとんどの人は、このような難関試験を受験しようとすらしません。そんな中、勇敢にもチャレンジしたこと自体が素晴らしいことだと伝えたいです。けれども、もしもチャレンジすることに疲れてしまったならば、自分にとって診断士試験の持つ意味を改めて考え、人生に最適だと思う手段をとればいいと思います。再チャレンジは、その文脈で活きてくる選択肢です。

土田:私たちがそうであったように、診断士試験は、努力を継続すれば必ず合格できる試験だと思っています。年数はかかるかもしれませんが。

古賀:いまやめて後悔するよりも、中小企業診断士になりたい気持ちが少しでもあれば、続けたほうがいいかなと。ただし、自分の中で甘えが出てダラダラと続けてしまわないよう、ある程度は「いつまでに」という目標を立てるべきです。最終的には自分との闘いですので。ぜひとも、自分を信じて試験に臨んでもらいたいと思います。

高田:なぜ中小企業診断士になろうと思ったか、原点を見つめ直すといいかもしれません。合格という壁を越えたとき、そこには何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。それは、実際に越えてみなければわかりません。迷っている人は、何かしら引っかかるものがあると思いますので、一度原点に戻って今後を決めてみることをお勧めします。

武田:それでもなお、「中小企業診断士になりたい」と少しでも思ったのなら、ぜひ挑戦を続けるべきです。

司会:本日はどうもありがとうございました。

(おわり)

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