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1次試験再チャレンジ合格者座談会

取材・文:白井 克昌(中小企業診断士)細川 泰志(中小企業診断士)

【第1回】魅力あふれる中小企業診断士の世界

2016年10月6日更新(取材日:2016年7月10日)

今回は、2次試験で2年連続不合格となり、1次試験に再チャレンジした経験を持つ中小企業診断士の皆さんにお集まりいただきました。"ふりだしに戻る"困難を乗り越え、現在はさまざまな診断士活動に取り組まれている皆さんの熱い思いが飛び交う座談会となりました。

中小企業診断士を目指したきっかけ

司会:本日は、1次試験に再チャレンジした経験を持つ皆さんにお集まりいただきました。この座談会が受験生の皆さん、特に同じ状況にある方々の励みになればと思います。まず、皆さんの受験歴と中小企業診断士を目指した理由をお聞かせください。


写真左から武田真明氏、土田哲氏、古賀雄子氏、高田直美氏

武田:武田真明です。私は2012年末頃から勉強を始め、2013年に初めて受験しました。その年は1次試験には合格しましたが、2次試験で不合格となりました。翌年、2次試験に再挑戦しましたが、またも不合格となってしまい、続く2015年に1次試験からやり直し、2次試験も3度目の挑戦でようやく合格しています。

受験動機は2つあります。1つは、コンサルティングファームに勤務してきたものの、OJTベースのコンサルティング知識しか身についていないことが不満で、改めて知識の体系化や拡充を図りたかったためです。もう1つは、独立の足がかりとなる資格を取得したかったためです。

土田:土田哲です。2012年は1次試験には合格したものの、2次試験で不合格。翌年も2次試験で不合格となり、3年目の2014年に1次試験を再受験して合格し、2次試験も合格したという経緯です。私はシステムエンジニアですが、IT系の業種では、情報処理試験などの資格を取得するのが一般的ですので、仕事の幅を広げるために受験しようと思いました。

古賀:古賀雄子です。私は、2013年に1次試験に合格しましたが、その年と翌年の2次試験は不合格。3年目は、翌年の1次試験免除の権利を得るために"保険受験"をしておけば良かったな、と思いながら再チャレンジした結果、合格することができました。その前に税理士資格も取得していたのですが、業務との兼ね合いでなかなか開業できなかったため、その期間を活用して別のスキルを取得し、他の税理士と差別化をしようと思ったのが受験のきっかけです。

高田:高田直美です。最初に受験したのは2003年で、合格した2015年まで13年間の受験生活でした。現在の科目合格制度が始まったのが2006年ですので、それ以前からですね。

産休に入ったことをきっかけに、仕事にも役立つ勉強をしようと思ったのが始まりですが、その後、2人の子どもの子育てや仕事が楽しく、忙しくしているうちに、13年も経ってしまいました。

一気に広がる合格後の世界

司会:皆さん、さまざまな受験歴をお持ちですね。続いて、合格後の診断士活動について教えてください。受験生時代に想像していたこととの違いなどもあれば、お願いします。

武田:現在は、主に受験生の支援活動をしています。受験生時代は、諸先輩方から合格すると世界が広がると聞き、楽しみにしていましたが、事実、合格してから半年で200人以上と名刺交換をさせていただきました。ネットワークがどんどん広がり、さまざまな価値観に触れることができ、合格して良かったと感じています。

また、私は資格取得後に転職をしたのですが、診断士資格については高い評価をいただきました。キャリアアップにも効果的な資格だと言えます。

土田:私は、東京都中小企業診断士協会中央支部に所属し、プロコン塾や研究会、支部の部会などに参加しています。そのご縁で、執筆などのお話もいただきました。活動を通じて、人とのつながりが非常に増えましたね。受験生時代は合格することに精一杯で、合格後のことはあまり考えていませんでしたが、さまざまなイベントなどに出席することで活動が広がっています。

古賀:私も、受験生時代に伺った諸先輩方のお話から、世界が広がるという漠然とした期待はありました。合格後は、少しずつ研究会などに参加し、診断士活動の準備をしている段階です。

当初は、同期の皆さんに比べて出遅れているという焦りもありましたが、活動を重ねる中で、お声がけをいただく機会も増えました。ネットワークの重要性は強く感じますね。いまは、できる限りさまざまなことに参加して頑張っていきたいと思っています。最終的には、税理士業務との相乗効果も期待しています。

高田:私は、地元の東京都中小企業診断士協会城東支部に所属し、墨田区のプロジェクトにかかわらせていただいています。また、ご縁があって、商店街支援、執筆、講師と活動が広がっていきました。諸先輩方がアドバイスをくださったおかげです。

司会:皆さんに共通しているのは、合格後はネットワークが一気に広がり、人とのつながりでさまざまな仕事につながっていることですね。受験生の皆さんにも、早く中小企業診断士の世界に来ていただき、ぜひ私たちと一緒に活動していただきたいと思います。

(つづく)

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