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目指せ! 中小企業診断士

353の資格を持つ男が教える診断士資格学習のヒント

取材・文:福島 正人(中小企業診断士)

【第1回】資格の勉強は面白い!

取材日:2015年7月29日

今回は、中小企業診断士であり、資格アドバイザーの肩書きを持つ上井光裕(かみい みつひろ)さんにご登場いただきます。上井さんは353の資格を持ち(取材日現在)、資格マニアとしてテレビ番組にも出演されています。第1回は、上井さんが資格取得に目覚めたきっかけを伺います。

前倒しで進めていく

―上井さんは、たくさんの資格をお持ちだそうですね。

中小企業診断士、行政書士、AFP(ファイナンシャルプランナー)、販売士1級、上級システムアドミニスタレータ、甲種ガス主任技術者など現在353の資格を持っています。

―資格マニアとして、テレビ番組にも出演されたと伺いました。

「笑っていいとも!(フジテレビ)」、「朝ズバッ!(TBSテレビ)」、「クールジャパン(NHK BS)」などに出演しました。

―印象に残っている番組はありますか。

クールジャパン(NHK BS)に出演した際、「上井さんがスケジュール管理をしているところを撮らせてほしい」と言われました。私がパジャマに着替えて、寝る前にノートをチェックしているシーンです。

―ノートでスケジュール管理をされているのですか。

長期の計画は手帳で、短期の計画はノートで管理しています。ノートは1週間で見開き2ページを使用します。今週やることを書いておき、終わったら横線を引いて消していきます。たとえば今日は水曜日ですが、1週間の仕事の半分以上がすでに終わっています。終わった仕事をどんどん消していくことに喜びを感じるわけです。

金曜日に「今週の仕事が全部終わった」となると、やっぱり嬉しいですよね。「土日は何をしようか」と。どんどん前倒しで仕事が進むほうが楽しいですし、精神衛生上もいい。「明日、これをやらなければいけない」などと切羽詰まるよりはずっといいです。

スケジュールを立てるときは、余裕を持つことが大切です。わざと緩めの計画を立てて、どんどん消化していく。すると、「早く終わったから、さらに前倒しで進もう」と良い循環ができてきます。資格の勉強をするときも同じで、無理な計画を立てるのではなく、緩めの計画を立てて前倒しで進めていくことが大切です。

長女の誕生がきっかけに

―もともとはどのような仕事をされていたのですか。

1976年に東京ガスに入社しました。ガスの安定供給の仕事や災害防止・保安の仕事を担当し、55歳で退職する直前の頃には所長として緊急保安の仕事をしていました。事故の際、サイレンを鳴らして現場に駆けつける部署です。

―大変な仕事ですね。資格取得に目覚めたのには何かきっかけがあったのでしょうか。

20代で結婚し、長女が生まれたのがきっかけです。平日は妻が赤ん坊の世話をしてくれていて、土日は2人で育児をします。そのとき、「育児をしながら、自宅でできることは何だろう?」と考えた結果、資格試験の勉強をしようと思いつきました。

―なるほど、それがきっかけだったのですね。

当時はバブルの時代で不動産価格がどんどん上がっていました。「自分も早く不動産を買わなければ」と思ったのですが、不動産を購入するには知識が必要です。そこで宅地建物取引主任者資格試験(宅建)を受けることにしました。

宅建の勉強は、とても面白かったです。出題される法律問題は非常に論理的なのですが、もともと理系出身で、(論理的である)法律問題と相性が良かったのだと思います。また、「不動産を買いたい」という目的もありましたからね。結局、3カ月ほどの勉強で試験に合格することができました。

宅建に合格後、「マンションを買いませんか?」と不動産の営業担当者が来たことがあります。宅建の免許を額に入れて居間に飾っていましたので、「これを持っているから」と指差すと、営業担当者が「おおっ!」という反応をして…(笑)。そんな反応が見られるのも、資格の面白さかもしれませんね。

(つづく)

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プロフィール

上井光裕(かみいみつひろ)

アップウエルサポート合同会社代表・中小企業診断士。1955年石川県生まれ。東京ガス(株)勤務を経て、2011年に独立。講師・コンサルとしての活動のほか、資格マニアとしてテレビにも出演。主な著書に『ガス主任試験を受ける前と合格した後に読む本』(三恵社)、『新・中小企業診断士の実像』(同友館・共著)など。
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