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目指せ! 中小企業診断士

勉強会運営メンバーに聞く!勉強会の活用方法

取材・文:木下 綾子(中小企業診断士)

【第3回】ソフトバンク内診断士会 富永庸治さん

活発に活動している企業内診断士会には、診断士受験生をサポートする取組みを行っている会もあります。最終回となる今回は、企業内診断士会を代表して、2012年1月に発足し、グループ会社の受験生向けに座談会を開催する「ソフトバンク内診断士会」の富永庸治さんに伺いました。

人集めに苦労した診断士会立ち上げ

― 最初に、富永さんのご経歴を教えてください。

富永庸治さん

ソフトバンクモバイルで、法人向けのサービス企画から市場導入までを行っています。2009年に診断士試験に合格し、2010年に登録しました。

― なぜ、診断士資格を取得しようと思ったのですか。

ソニー、ホンダなどは町工場から、ソフトバンクも数名の社員から始まり、日本を代表する会社になりました。それに続いて、21世紀を代表するような、未来のホンダ、ソニー、ソフトバンクを目指す企業を支援したいと考えたのです。また、経済産業大臣登録という客観的なお墨つきをもらうことで、自分の発言の信頼性を高めたいと思ったこともあります。

― 社内で診断士会を立ち上げようと思った理由をお聞かせください。

パナソニック、日本ユニシス、三井住友銀行、富士通、NEC、清水建設、キヤノンなどが参加している企業内診断士が集まる会にソフトバンクも参加するという話があり、社内で中小企業診断士のグループを作るきっかけとなりました。ソフトバンクグループ内でメンバーを集めるのには大変苦労し、最初は2名で口コミによるメンバー集めを行い、当初は8名でスタートしました。

― 診断士会では、どのような活動をされているのでしょうか。

まずはパナソニック、三井住友銀行、ソフトバンクの中小企業診断士が集まり、各々の業界について勉強会を開催しました。次にパナソニック、リコー、キヤノン、NECなどITメーカーの中小企業診断士が集う会に参加しました。ここでは、各社診断士会から活動報告発表が行われました。

このような社外の集まりに参加する一方で、受験生向けの座談会も始めました。社内の合格者を増やしたいのと同時に、座談会の開催を見て、「実は私も中小企業診断士です」と名乗り出る人がいるのではないか、と期待してのことです。何をするにしても、ある程度人数を確保しないと活動できませんから。実際に、初回の座談会を開催した結果、海外駐在の1名とグループ会社の財務部門の1名が加わり、メンバーが10名まで増えました。

可能性は無限大

― 座談会はどのような内容だったのでしょうか。

富永庸治さん

試験制度、試験対策、1次・2次試験のエピソード、企業内診断士の活動内容をお話しして、最後に質疑応答を行いました。活動内容では研究会、マスターコース、創業塾、民間NPOの支援、ふるさと祭のサポートなどについてお話しし、中小企業診断士としての活動の楽しさを伝えたつもりです。

個人的には、「中小企業診断士仲間は、同じOSの人脈の宝庫です」という説明が好きで、よく使っています。OSと言えば、WindowsやMacなどがありますが、OSが同じなら、その上にどのようなアプリケーションがインストールされても、きちんと動作します。同じことが中小企業診断士にも言えて、私たちには中小企業診断士というOSが搭載されていますので、アプリケーションがどのような業種や職種であろうと、集まった際には同じレイヤーで話ができるのです。ですから座談会では、「中小企業診断士が集まれば可能性は無限大。活動は360°、あなたしだいです」とお話ししました。

― 受験生が座談会に参加するメリットは何でしょうか。

他社の診断士会とのつながりもありますので、社内外問わず人脈が拡大すること、また社内の受験勉強仲間を増やせること、そしてモチベーションが高まることですね。中小企業診断士を身近に感じて、「私にもできそう」と思ってもらいたいです。

フェイス・トゥ・フェイスの対話でモチベーションアップ

― これから勉強会を開催する人に向けて、効果的な運営方法を教えてください。

"インタラクティブ"がキーワードだと思います。中小企業診断士とフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションをとることで、診断士活動の楽しい雰囲気も伝わります。

中小企業診断士になるメリットや具体的な活動内容を伝えて、受験生に目標を持ってもらい、モチベーションを高めないと、勉強の継続は難しいと思っています。合格がゴールではありませんからね。フェイス・トゥ・フェイスで話すからこそ、ユニークな情報を得られますので、座談会の場を提供するのは重要なことです。

― 最後に、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

中小企業診断士とたくさん話をして、目標となる人を見つけてください。「あの人みたいに活動したい」という気持ちが芽生えれば、大変な受験勉強も頑張れると思います。

― 貴重なお話をありがとうございました。受験生の皆さんには目標となる人を見つけて、勉強を頑張っていただきたいと思います。

【受験生に役立つ支援事例】

(おわり)

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