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WEBサイト「診断士受験502教室」クローズに寄せて

文:廣澤 東(中小企業診断士)

【第1回】502教室を振り返る―その1

「診断士受験502教室」、通称502教室とは、中小企業診断士受験生のポータルサイトのこと。受験生のモチベーションをアップするコミュニティサイトとして、管理人の及川勝永さんが自身の2次口述試験合格発表日に開設以来、約10年間続いてきました。最盛期には150名以上のブロガーがリンク登録をし、ページビューは5,000/日を超えていたほど。営利目的でない、ボランティアベースのサイトとしては、まさに"オバケサイト"でした。
 「502教室なくして、診断士試験には合格できなかった」という方は多いでしょうし、私もその1人です。その502教室は惜しまれつつ、2014年1月末にサイトをクローズしました。ここではブロガー代表として、さまざまな出来事を振り返りながら、502教室の特徴と成功要因を整理したいと思います。これから同様のコミュニティを開設・運営しようと思っている方の参考になれば幸いです。

502教室との出会い

502教室のサイトクローズ写真
502教室のサイトクローズ写真

私が受験生だったのは、2004~2005年の2年間。当時、インターネット上の中小企業診断士に関する情報は非常に少なく、そんな中で502教室と出会いました。

502教室には、試験対策として有益で貴重な情報がいっぱいありました。鮮度も高く、当時はほぼ毎日のように更新されていました。情報ばかりでなく、中小企業診断士ブロガーのブログサイトがリンクされていて、受験生仲間の状況を知ることができる仕掛けは、画期的でした。

502教室を知る以前は、予備校に行ってもひと言もしゃべらない日も多くありました。しかし、1次試験が間近に迫った2004年7月、インターネットで調べ物をしていてその存在を知った私は、試験に活用できる良質サイトの情報を閲覧するようになります。そしていつからか、リンクされていたブログを読むようになり、ブロガーたちと自身の間に、勉強の量と質、意識の高さや模試の得点、そして何と言っても、試験に対する思い入れの強さに歴然とした差があることを思い知ったのでした。

1次試験後、ブログを始めた私は、502教室の住人となります。そしてブロガー同士、徐々に親しくなり、コメントでアドバイスをし合ったり、励まし合ったりするようになりました。バーチャルの関係ながら、リアル以上の仲間意識が芽生え、当時知り合った多くの人とは、いまもFacebookなどでつながっています。

502教室ブロガーとの交流

ブログにポツポツとコメントが寄せられ、ほかの方とのやりとりが始まると、私の受験生生活は一変しました。目の前の世界は明るくなり、前向きなブロガーの皆さんからは、良質な刺激をたくさんいただきました。

管理人の及川さんにも、大変お世話になりました。ある日、メールによる2次試験の相互添削会開催の打診を受け、答案作成に難儀していた私は喜んで参加させていただいたのですが、運営は及川さんがすべて取り仕切ってくださいました。添削結果の多くは夜中の2時過ぎに返ってくるほどの忙しさの中、添削を快諾いただいた及川さんには本当に感謝しています。

502教室のオフ会とキックオフイベント

502教室の記念すべき第1回目のオフ会は、2004年10月に開催されました。2次試験当日の夕方、参加者は7~8名でしたが、ハンドル名しかわからない者同士が初めて顔を合わせるということで、何とも言えないドキドキワクワク感を覚えています。ちなみに、及川さんとはそのときが初対面。話題はもっぱら診断士試験についてでしたが、同じ夢を共有するもの同士の懇親会はこんなにも楽しいものかと実感できる、大成功のオフ会でした。

その年、502教室の関係者で2次試験に合格したのはごくわずか。私を含め、残りの多くは翌年を目指すことになりました。そうした中、私が幹事となった第2回目のオフ会は、「受験生を応援する」趣旨で開催されました。主役は受験生ですから、イベント名は「502教室キックオフ」。来年の合格に向け、勢いをつける目的でした。

参加者29名のうち、受験生は20名。ほとんどの時間は、参加者同士の会話にあてられましたが、会の途中には合格者によるスピーチもありました。私は、お祝いする気持ちと、羨ましい気持ちと、悔しい気持ちが入り混じった複雑な感情を抱いていました。その後、このキックオフイベントは10年間続くこととなります。

【受験生に役立つ支援事例】

(つづく)

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