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女性診断士座談会 -女性の強みをコンサルティングに活かす

司会:村橋 保春

【第3回】女性診断士の強み

司会:村橋 保春
参加者:八木 田鶴子高重 和枝溝口 暁美

取材日:2008年11月22日

司会:これまでの座談会でも女性診断士の強みのお話が出てきています。改めて、強みについてお聞かせください。

女性診断士としての強みを活かす

高重氏:女性の場合は、わりと丁寧な仕事をするのではないかと思うのです。
 相談者の事業の大きさとかによって差別することなく、一所懸命クライアントに対して仕事をする特徴があると思いますね。
 男性の方ですと、規模を追いかけてしまって、どうしても大きな仕事に興味を示す方が多いような気がします。
 それと、人間関係についても女性のほうが、ソフトだということでしょうか。
 男の人同士だったら、親しくなるのに時間のかかるところを、女性でしたら初対面でも早い段階で人間関係をつくることが得意ですし。

八木氏:そうですね。
 男の方って、はじめて会う人にこんにちは、って声をかけられないんじゃないかなと思いますね。
 女性は、すぐに共通点を見つけたら声をかけたりしますし。

高重氏:同じ場に男性が何人か一緒にいらしても、最初からお互いに話しかけることは少ないように思います。気を使われているのか、じっと動かず待っておられることもありますね。

八木氏:それに、男の人って組織の関係だとか、上下関係を持ち込む人って多いんですね。一般的に言ってですけど。
 でも、女性のほうはそうじゃなくて、わりと素直に関係づくりをしていけるところってありますしね。

高重氏:確かにありますね。
 それに、女性の場合、独立したら青天井になって背負ってるものもなくなりますし。
 自分の感性を活かした仕事ができるようになると思います。

司会:確かに、男性のほうは組織がなくなったらどうやって生きていこうかと不安になる方が多いですね。

八木氏:女性は、組織に頼らないで自分のやりたい仕事のためにやっている人が多いですね。

司会:逆に女性診断士として不自由なことはありますか。

八木さん・溝口さん

溝口氏:良くも悪くも、先ほど申し上げた女性のメリットは、女性だからという見られ方なので、それを障害と思う方もいると思います。
 将来的には、そういった女性だからというメリットもなくなることが望ましいことだとは思いますけどね。

八木氏:いまでも女性を特別な見方をする男性もまだいると思いますが、「中小企業診断士」という資格をもつひとりの人間としてみてくれる方も多くなりましたので、自然体で仕事に臨めばよいと思います。

高重氏:私も女性診断士だから困ったことというのはないですね。
 ですから、そういう意味では自分を邪魔するのは自分だと思います。
 自分の限界をつくってしまうのも自分だし、自分の道をさえぎるのも自分だし。
 ですから、人や環境によって不自由だったり、障害だと感じたことはありませんね。

司会:そうすると、男性だから女性だからというような障害は実はないんですね。
 いや、力強いですね。

八木氏:いろんな新しいアイディアを出すのは女性のほうがあるんじゃないんですか。

溝口氏:女性のほうがそういった新しいものについていきやすいですよね。

八木氏:新しいことを提案すると、男性のほうは、今までそれはやったときないから、とか言う方が多いんですね。
 男性の方は、従来のルールを崩したくないという方が多いですね。

司会:男性は融通が利かないですよね。

高重さん

高重氏:女性は一歩踏み出していくのが上手だと思うのです。
 そうすると次の一歩が見えてくるみたいなところがあって。
 男性の場合、まじめにすごく立派な計画書をつくろうと思うと、かえってだめになってしまったりしますしね。
 良いところを見つけたりするのは、女性のほうが得意かもしれませんね。

司会:そうすると女性のほうが診断士に向いているんですかね。

高重氏:女性は、診断士にでも何にでも向くんじゃないですか。

溝口氏:いろんなことをやってみる価値はあると思うし、やっぱり私が独立するときもすごく心配されたんですけども。
 「溝口、おまえ独立してだいじょうぶなのか。」とよく言われたんですけども、なんとかなると思っていましたし。
 ほんといざとなればどこかでアルバイトしてもいいじゃないと思っていましたし。
 確かに、独立して苦しいときがなかったわけではないですけども。
 でも独立してみれば、なんとかなるものでしたね。

高重氏:そうですよね。
 いざ、やってみると、何とかやれたりします。
 今の金融危機で不安になってる人は結構多いと思うんですよ。
 でも私は全然不安ではなくて、やっていけないわけない、と思うのです。
 確かに、今までのものを守ろうと思うと無理があるとは思うんですね。
 でも、大きくしたり小さくしたり、何でもいいから前向きにやっていこうと思えば無理ではないですし。

八木氏:女性のほうが、柔軟性があるんですかね。
 私も、なんとかなるといつも思ってますし。
 仕事でも勉強でも、やろうとする意志が大事だと思います。私の信条として持っていることは「何事も自分から始まる」、ということです。自分から行動を起こせば周りの方にもわかってもらえて助けてもらえるものだと思います。

(つづく)