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目指せ! 中小企業診断士

受験生座談会―活躍する診断士を目指して

司会:村橋保春

【第1回】受験者として、資格取得を志したきっかけ・理由

司会:村橋保春
参加者:花畑裕香/ 伊東拓/伊藤和志

取材日:2008年09月30日

中小企業診断士を目指す受験生の皆様にお集まりいただき、受験を志した理由や受験に当たってのがんばりと悩み、これからの夢についてお聞かせいただきました。原寸大の受験生の気持ちが伝わってきます。

司会(村橋):本日は、中小企業診断士(以下単に診断士と表記する)2次試験を前にして、お忙しい中、3名の受験生の皆様にお集まりいただきました。受験のど真ん中にあって、ホットなお話を伺いたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

経営に悩む社長のお手伝いがしたい

花畑氏

花畑氏:私は、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科のMBA特別コース(診断士養成課程)に在籍しています。
 MBA特別コースは、診断士1次試験合格が受験資格となっており、修了すると診断士2次試験修了証とMBAが取得できます。大学院では、仕事を辞めて入学している方が多く、卒業後に起業する方もいるので、非常にモチベーションが高く、毎日刺激を受けています。
 私は、米国の美術大学を卒業後、日本の中堅アパレル商社でブランドライセンス商品に関わる企画・営業、ライセンス管理などの仕事に携わりました。アパレル商社を退社後、研修の講師業を始めました。診断士を受験する方たちの中で美術学校の出身者は珍しいかもしれません。
 診断士試験を目指したきっかけは、会社をよくしたいけど、どうすればよいかわからない、会社に提案できない、そんな自分の未熟さを痛感し、経営のことについて体系的に学べる診断士試験を受けようと思ったことです。
社長も人間ですので、迷ったり、悩んだりすることがあるかもしれません。将来、社長や従業員の方のお手伝いができる人になれればと思っています。

幅広い知見を身につけて世の中を見る

伊東氏:物理学科を卒業後、住宅リフォーム会社に8年半勤務しました。 同級生は、メーカーへの就職やSE等になる人が多かったのですが、学生時代のアルバイトの経験などから人と接する仕事をしたいと考え、営業職を選びました。
 5年目の途中に営業所の所長になり、それまでの一プレーヤーとしての立場から、いわゆるプレイングマネージャーとなったことでまわりの人間の管理をするようになりました。恐らく、この頃から独立志向やマネジメントへの興味が出てきたのだと思います。また、特殊な業界でしたので、管理職をやっていたと言ってもこのまま他の業界に行って通用するとは思えず、何をするにしてももっと 多面的に物事を見れる知見を身に付ける必要があると感じ、特に経営、経済、会計というのが当時自分の頭にあったキーワードでした。
 診断士試験にはこの3科目が受験7科目の中に含まれているのを知って興味を持ちました。
前職は休日出勤は当たり前、帰りもとても遅いという環境でしたので、どう考えても勉強との両立は無理だったという事や辞め時を見計らっていた状況でもあり、仕事を辞めて学習を始めました。

受験勉強を通じて自信をつける

伊藤氏

伊藤氏:私は高校卒業後、社会科教師を目指して大学へ入学しました。偶然にも以前妹が通っていた学習塾からの依頼で、塾講師としてアルバイトすることになりました。大学四年間、そこでの仕事を天職であると思えるほど、教育の魅力にとりつかれました。
 私が通っていた大学では就職には相当力を入れていましたが、一般企業への就職に興味も湧かず、とにかく塾での仕事を続けたい一心でアルバイト先にそのまま就職しました。
 数年後、教室長となり管理者としての経験をしました。教室長に与えられる使命である新規開校においては、社長から資金を託され、テナント探しをはじめ各種契約、チラシ作成、集客など、まるで起業する感覚を味わうことができました。このことが経営に興味を持つきっかけになったのだと思います。
 自分のイメージしていたコンサルタントは、社長やそこで働く人たちを懸命に支援し、体系的、論理的に説得している。というものでした。
 紆余曲折を経て、念願のコンサルファームに入社。一応、コンサルタントとしての仕事を始め、一時は診断士に興味を持ったのですが、診断士の資格がなくてもコンサルタントは出来ること、何より忙しいことを理由に勉強を始めることはありませんでした。
 私は教育業界、実家のリース会社経営、物流業界、IT業界、など幅広い業界経験を持っており、現在、個人事業主として活動しています。しかし、私を知っている人なら人柄を含め自分自身を理解してもらえますが、名刺にいくら「代表」などとあっても初見の人は私をどう価値判断していいのか分かりません。そこで、かつて興味を持った診断士を思い出し、何かと言い訳をして勉強せずにいた診断士資格取得に向け、本格的に勉強を開始しました。
 今現在、まだ合格は手にしていませんが、勉強していることは確実にプラスになっていると言えますし、十分活用出来ていると感じています。

(つづく)