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新人中小企業診断士座談会―夢を現実につなげる診断士資格

司会:村橋保春

【第4回】中小企業診断士 試験・登録制度について

「新人中小企業診断士座談会―夢を現実につなげる診断士資格」では、座談会に参加された3人とも、1次・2次試験に何度もトライし、さらに実務補修を経て資格を取得されたことを紹介しています。診断士資格の取得にはいくつもの関門があり、多少とも複雑な仕組みです。さらに資格取得後は、更新のための知識の補充と実務従事も必要です。そこで、診断士を目指す方に対して、試験や更新制度について、簡単に解説します。

中小企業診断士試験制度について

試験は第1次試験及び第2次試験の2つの試験から構成されます。

(1)第1次試験概要

中小企業診断士として必要な学識について試験します。概ね、8月上旬に2日間で実施します。

試験科目 「経済学・経済政策」、「財務・会計」、「企業経営理論」、「運営管理(オペレーション・マネジメント)」、「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・中小企業政策」(7科目)
試験方法 択一式(マークシート方式)
合格基準 原則として総点数の60%以上、かつ1科目でも満点の40%未満のない場合

(2)第2次試験

第1次試験合格者を対象に中小企業診断士として必要な応用能力について試験します。概ね、筆記試験は10月中旬に1日間で、口述試験は12月初旬に1日間で実施します。

試験科目
筆記試験 「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例I」、「同II」、「同III」、「同IV(4科目)
口述試験 中小企業の診断及び助言に関する能力

なお、第2次試験合格後、中小企業診断士の登録を行うためには、15日以上の実務に従事すること、または、実務補修を受講する必要があります。

(3)中小企業診断士養成課程の修了

第2次試験受験の代わりに以下に示す養成課程を受講・修了することにより、中小企業診断士として登録することができます。

  1. 中小企業基盤整備機構(中小企業大学校)が行う養成課程
  2. 国に登録された登録養成機関の登録養成課程

2.中小企業診断士登録制度について

登録制度について、新規登録及び更新登録は以下のとおりとなります。

(1)新規登録制度

新規登録は、中小企業庁経営支援部経営支援課まで、以下の書類を送付して行います。

  1. 「中小企業診断士登録申請書」
  2. 以下の書類のうちいずれか1つ
    • 第2次試験合格証書(原本)と15日以上の実務または実務補修を証する書面
    • 養成課程又は登録養成課程の修了証

(2)更新登録制度

中小企業診断士の登録有効期間は5年であり、有効期間内に以下の内容を両方満たし、経済産業大臣に更新申請を行う必要があります。

  1. 「知識の補充」に関する要件(5年間で5回以上)
  2. 「実務の従事」に関する要件(5年間で30日以上)

更新登録は、中小企業庁経営支援部経営支援課まで、以下の書類を送付して行います。

  1. 「中小企業診断士登録申請書」
  2. 「知識の補充」及び「実務の従事」に関する要件を満たしたことを証する書面
  3. 「登録証」

以上、ご理解できましたか。診断士取得の方法には、2次試験を受ける代わりに半年間の「養成課程」に通うことで代替できたり、2次試験後合格者に課せられる実務従事に代わって実務補修という仕組みがあったりします。つまり生活のすべてを受験1本に絞ってもよし、「仕事をしながら」でもよし、ご自身のライフスタイルに合わせて受験することが可能な点が特徴的です。そのため、女性も男性も、若い人も退職後の人も受験しています。さらにその結果、独立した事務所を構える人も、企業に属しながら資格を活かしている人もいるのです。あなたも、これを機に「中小企業診断士」を目指してみませんか。

中小企業診断士制度スキーム図

なお、より詳細な内容については、以下のサイトを参考にしてください。