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新人中小企業診断士座談会―夢を現実につなげる診断士資格

司会:村橋保春

【第1回】なぜ、診断士を目指したか

司会:村橋保春
参加者:村上知也梨子田桂子吉村信行

取材日:2008年09月07日

中小企業診断士合格者の皆様に「中小企業診断士合格への努力とこれからの夢」についていろいろ聞かせていただきました。また、資格取得を目指す皆様への励ましやメッセージもいただきました。

司会(村橋):今回は3名の合格者の皆さんにお集まりいただき、診断士(以後単に診断士として表記する)を目指したころから、合格にいたるまで、また合格後の抱負など、いろいろお話しいただこうと思います。2007年度合格は共通していますが、年齢や会社でのご経験、今後の方向性など、バラエティな方々にお集まりいただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。

*本シリーズ第4回目で中小企業診断士制度に関し解説をいたします。

より質の高い仕事を目指して

梨子田氏・村上氏

村上氏:入社以来、様々なシステム企画、開発に携わっており、直近では人事や給与に関するシステム構築に携わっています。当初は仕事そのものが新鮮でやりがいを持って従事してきましたが、経験を積むごとに単にクライアントから言われるままに業務をこなすのではなく、こちらから提案できるような、つまりコンサルティング的要素を含んだ仕事に高めていきたいと考えるようになりました。

勤務先の社内公募でコンサルタントの募集があり、バックボーンが欲しいと思いコンサルタントの資格について調べたところ診断士があることを知りました。30歳までに区切りをつけたいと思い、29歳の時に同じ志の友人と共に受験校の講座に申し込みをしました。1次試験には、1度目で合格しましたが、2次試験で不合格になり、結局5回目の挑戦で合格しました。

当初、診断士の資格を共に目指した仲間は全員合格し、それぞれに資格取得を通じて学んできたことを活かして現在は活動されています。

自分を成長させる方法

梨子田氏:旅行業の専門学校卒業後、米国で10年間勤務しました。帰国後は専門商社に勤務しています。仕事に慣れた頃、単調な事務作業が中心のOLの仕事から脱却を図ろうと思い、前から興味のあったインテリアコーディネーターの資格を半年で取得しました。取得後、インテリアコーディネーターの資格1本ではなかなか事業として成り立たないことに気づき、どうすればよいのか考えていました。ある日、新橋を歩いていた時に2人のサラリーマンがすれ違いざまに、「これからは診断士だ」という話をしているのを聞きました。これが、診断士という資格を知るきっかけです。それから、診断士とは何かを調べ、その週末に大手受験校の説明会に出席し、受講の申し込みを行いました。ここまでは、とにかく勢いで突き進んだ感じです。

申し込みから1週間後、教材が宅配で届きました。教材のボリュームに驚き、テキストを開いてみても、そこに示されていることはすべてはじめてのことばかりで読んでもまったくわかりませんでした。
 1次試験は2年かけて受験し1回目の受験では1科目だけラインに届かなかったのですが、2回目には無事合格し、2次試験も引き続き合格することができました。

定年後も仕事を続けたい

吉村氏・梨子田氏・村上氏

吉村氏:現在、メーカーに勤めています。定年後1年半が経ち、常勤嘱託職員として勤務しています。勤め先では、営業、経営企画、新製品開発など幅広い分野で業務経験を重ねてきました。マーケティングや経営戦略策定を得意としております。

1970年代に診断士を取得している人を知っていましたが、しばらくそうした資格のことを忘れていました。50代になったときに定年後の生活を考えて、定年後も仕事を続けたいと考えるようになりました。しかし、ちょうどその頃5年間営業統括部長という多忙な役職を任されたこともあり、診断士の受験のために割く時間がなく、定年を過ぎて後、資格を取得することとなりました。

以前、人間は年とともに体力は落ちていくが、脳は80歳ぐらいまでは若い頃と比べてもそんなに衰えることはないという話を聞いたことがあります。定年は人生の大きな区切りではありますが、定年後も社会にかかわりを持ち、役立っていきたいと考えます。私の場合には、若い人と異なりあまりお金を稼ぐという目的はありません。診断士の資格を活かして、コミュニティビジネスに携わってみたいと思います。また、社会的必要性はあるものの儲かりにくいコンサルティング分野や、後進の指導、ビジネスパーソンの指導にも、資格と経験を活かすことができればと考えています。

(つづく)