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目指せ! 中小企業診断士

【リアルでつかむ。経営キーワード】

取材・文:加藤 毅(中小企業診断士)松井 淳(中小企業診断士)

【第1回】POP広告

POP広告は来店した顧客に対して、商品名、価格、キャッチコピー、イラストなどを訴求するものです。

POP広告とは?

POP広告(Point of purchase advertising:購買時点広告)は、来店した顧客に対して商品などを推奨したいときに用います。商品名、価格、キャッチコピー、イラストなど、商品の「売り」をPOP広告で顧客に伝え、購買を促します。

消費者は、購買を計画的に行うわけではありません。衝動買いや関連商品の購買など当初は計画していなかった非計画購買を行います。POP広告は、非計画購買を促すためのものです。

またPOP広告は、店の雰囲気を作り上げる効果もあります。手書きでユニークなPOP広告を作成し、店のこだわりを伝えることもできます。逆にPOP広告を控えめにすることで、店の高級感を演出する店もあります。

POP広告あれこれ

POP広告は紙に書かれることが多いのですが、プラスチックなども使われます。最近では、液晶ディスプレイを利用したPOP広告もあります。手書きが主流ですが、パソコンを利用すれば、手軽に作成することができます。

また、自店(自社)で作成するだけではなく、メーカーなどからPOP広告が支給されることもあります。

お店の人に聞いてみました

浜野店長

実際にPOP広告を活用している日吉商店(八百屋:東京都文京区)の浜野店長にお話を伺いました。

― POP広告ではどのような点に気を配っていますか?

POP広告は商品を目立たせるためにやりますが、使いすぎると店の中がガチャガチャになってしまいます。しかし、POP広告の大きさなどをそろえて整然としてしまうと、コンビニエンスストアのように味気ない店になってしまいます。そこで、店全体の雰囲気や販売戦略を考えながらPOP広告を使い分けるようにしています。

八百屋ですから、特売品など売りたいものは毎日変化します。その日の仕入れの状況から、今日は何をメインに売ろうなどの販売の作戦を練らなくてはいけません。仕入れから戻ったら、商品ごとに値段を決めます。

POP1 POP2 POP3

― 作成のポイントを教えてください

形式的なことよりも、お客様に商品に対して興味を持ってもらうことが大事です。POP広告を見て商品のイメージが湧くように気をつけています。ナスであれば、「油料理に合います」などのコメントを書いておけば、料理のイメージが湧きやすいですよね。そういったコメントが、お客様の興味を引き立てます。

また、お客様との会話のきっかけにもなります。興味をひけばお客様のほうからいろいろと質問してきます。ですから、わざと考えさせるようなコメントを書く場合もあります。相手の頭の中に「?」が浮かべばこっちのものです。

取材協力:日吉商店
〒113-0033 東京都文京区本郷4-15-14 文京区民センター 1階
TEL/FAX 03-3811-4948