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新人中小企業診断士座談会―資格取得で人生の新しいステージへ

司会:福島 正人
参加者:穐本 仁 /  金井 啓 /  新木 啓弘 /  毛利 真希子

【第4回】中小企業診断士試験の学習法―私はこうして合格した(3)

"朝型"勉強法のすすめ

司会:毛利さんと新木さんは朝勉強したという話がありました。勉強時間のことをお聞きしようかな。朝、新木さんは何時ぐらいに起きていたのですか。

新木:朝4時半です。

司会:眠くなかったですか。

新木:いえ、このころは、体がもう朝型になっていましたね。5分前ぐらいに目が覚めるのです。

司会:すごいですね。

金井:そういう生活を何年ぐらい続けたのですか。

新木:そうですね、合格までの3年9ヵ月、ずっと続けていましたよ。もちろん、飲み会の翌朝などは5時半になったりしましたが(笑)。

司会:飲み会があってもやるにはやるんですね。

新木:そうです。絶対30分はやらなければいけない、そこで途切れるのはいけないというのはありました。

司会:なるほど。あとは通勤電車の中でしたね。

新木:そうですね。主に本を読んでいました。

司会:診断士のテキストですか。

新木:いえ、それだけだと知識の幅が不足するように思いましたので、経営に関するさまざまな本を読みました。たとえばドラッカーなどです。

司会:ドラッカーとか、ちゃんと読んでいたんですね。偉いですね。私は受験生時代、あまり読まなかったですけれどね。皆さん、ドラッカーは読みましたか。

穐本:本棚にはありますよ(笑)。

司会:毛利さんも朝やられていたんですよね。

毛利:はい。4時半から5時の間に起きてやろうと思ったのですけれど、5分前に目が覚めるなんて全然なくて、朝起きるのは毎日が闘いでした。

司会:普通そうなりますよね。

毛利:夜は疲れてしまって勉強に全然集中できないので、帰ってきたらご飯を食べてお風呂に入ってすぐに寝る。10時ぐらいには寝ていました。なので朝起きるときは、「10時に寝たんだから無理してでも起きなさい」と自分自身に言いきかせて無理やり起きます。家だとまた寝てしまうので、とりあえずシャワーを浴びて出かけて、会社のそばのファミレスなどで勉強していました。

司会:なるほどね。皆さん、やはりそういうかたちで努力されて時間をつくられているんですね。

試験当日の準備と心構え

司会:すこし視点を変えて、試験当日のことを聞きたいのですけれど、当日、何か注意することなどあるのでしょうか。先ほど、問題を順番には解かないというお話がありましたが...。あるいは、パニクったときどうするかとか、そういう試験当日のアドバイスはありますか。

新木啓弘さん

新木:そうですね。「一生懸命やったんだから」という気持ちを持ってやろうということは心がけました。それから、これは失敗談なのですけれど、栄養ドリンクを飲んだのです。そうしたらお腹が痛くなった(笑)。慣れてない人はダメです。

司会:体を事前に慣らしておかなければダメなんですね。金井さんは、試験のとき何か気をつけたことはありますか。

金井:やはり精神的な部分だと思うのです。A4の紙1枚に、「ケアレスミスは絶対するな」とか「問題文をちゃんと見るように」とか「絶対、わからない問題は出てくる。でもおどおどしないように」とか「俺ができない問題は他のやつも絶対できない。できる問題だけ解けばそれでいい」とか、精神論的なことを書いておいて、それを見て気を落ち着かせるということをしました。

司会:自分なりのチェックリストですね。

金井:平常心をきちんと保つような言葉を書いて持っていきました。あとはバナナ。試験開始の15分ぐらい前に食べる。そうすると試験中に脳がいちばん活性化するからと。いま思えばそれ「あるある大事典」で見たんですよね。意味なかったんじゃないかと思うんですけれど(笑)。放映がちょうど試験の直前だった。他にもバナナ食べている人、結構いましたよ。「ああ、あいつも見たんだ」と。

司会:なるほど。バナナね。穐本さんは試験当日、どうでしたか。

穐本:まず試験会場の下見をしました。1週間前の日曜日に同じ時間に電車に乗って行ってみた。当日すこしでも気持ちを楽にしたいと思ったからです。

もう1つは、トイレですね。休憩時間にトイレが混むではないですか。1年目はそれで焦った。試験官によって開放してくれる時間が違うので、トイレにわーっと人が並んでいるのが窓から見えて、「はやく解放してくれ」といらいらした記憶があります。1年目の反省を踏まえて2年目は、「トイレはいっぱいでもみんな行くんだし...」と、精神的にゆとりを持つように心がけました。

私は、特にバナナとかドリンクは気にしなかったのですが、2年目のときはいろいろな人を観察するようにしました。雰囲気に飲まれないように。1年目は本当に飲まれてしまったので、その反省からです。

司会:試験直前に「あと2個覚えよう」とか、そういう悪あがきはあまりやらなかった。

穐本:1年目は、飲まれて自分の力を発揮できなかった。どれぐらい力があったかはまた別ですけれども...。2年目は力を出し切るということに重点を置いてじっと観察して、平常心を保つようにしました。

司会:平常心を保つとか飲まれないというのは大事ですよね。ありがとうございます。毛利さんは試験当日、いかがでしたか。

仲間のおかげでリラックスできた

毛利:私は逆に1次も2次も、受かった年のほうがすごく緊張しました。ダメだった年は、どちらかというとあまり緊張しなかった(笑)。2次は勉強仲間とたまたま同じ教室になれましたので、すごく緊張したのですけれど、一緒に勉強した仲間が軽く声をかけてくれたりして、かなりリラックスできました。

「だいぶ緊張しているね」みたいな感じで勉強仲間にほぐしてもらって、何とか4教科、闘ってこられたという感じでした。

(つづく)