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目指せ! 中小企業診断士

新人中小企業診断士座談会―資格取得で人生の新しいステージへ

司会:福島 正人
参加者:穐本 仁 /  金井 啓 /  新木 啓弘 /  毛利 真希子

【第1回】中小企業診断士資格との出会い

取材日:2007年5月22日

新コーナー「目指せ!中小企業診断士」の第1弾として、登録から1年未満の新人診断士の座談会を企画しました。診断士資格を取得し、それぞれの夢に向かって第一歩を踏み出した4人の中小企業診断士の方々にお集まりいただき、資格との出会い、受験時代のこと、合格後の活動と今後の目標、これから診断士を目指す方々へのメッセージなどについて語り合っていただきます(9回連載)。

まずは自己紹介から―

司会(福島):本日進行を担当させていただきます合同会社夢をカナエルの福島正人です。よろしくお願いします。まず簡単に自己紹介を、新木さんからお願いします。

新木:新木啓弘といいます。企業内の診断士です。会社のほうは某SIベンダーで、ネットワークのインフラの設計とか構築の経験を持っています。現在はISMS、情報セキュリティ分野のコンサルタントをやっています。

司会:ありがとうございます。次は金井さん、お願いします。

金井:金井啓と申します。私は今年、診断士を取ってすぐに独立というかたちをとりました。現在は店舗経営のコンサルタントとして活動しています。

前職はルイ・ヴィトンに勤務しておりまして、銀座並木通り店で販売及び店舗運営に携わっていました。ルイ・ヴィトンには5年間務め、その後診断士を取得というかたちになります。今は、前職の経験を生かして、店舗の運営、サービス技術の向上、モチベーションアップ、顧客満足向上といった「店づくり、人づくり、顧客づくり」を中心に活動しています。

新木・金井さん

司会:ヴィトンさんでは、とても成績がよかったとお聞きしています。

金井:はい。一応、トップセラーでした。

司会:すごいですね。ありがとうございます。では穐本さん、お願いします。

穐本:穐本仁と申します。よろしくお願いします。私は皆さんと一人違って、中小企業大学校の新しく変わった養成課程の1期目ということで、昨年10月卒業、11月1日の登録になります。それまでは約8年、貿易をメインとする中小企業にいました。そもそも大学を卒業するときに将来は独立しようと考え、10年間は勉強ということで社長をサポートして働ける会社を探して勤めていました。

司会:なるほど。大学時代から独立したいという希望があったのですか。

穐本:はい。そのときは漫然と、将来自分でやりたいというのがありました。

司会:わかりました。ありがとうございます。では毛利さん、お願いします。

毛利:毛利真希子です。私はいま歯科機材の販売会社で営業をしています。その前は1年ほどメーカーさんにいて、その前は銀行に3年半ほど勤めていました。いま勤めている会社は父が経営している会社なので、そこで父のサポートができたらいいなと思って営業の勉強をしている最中です。

勉強をはじめたきっかけ

司会:ありがとうございます。それでは、診断士を目指した理由を、皆さんにお聞きできればと思います。

新木:私はSEとしてネットワークの設計とか構築をしていたのですけれども、あるときから営業を3年ほど担当したことがきっかけになりました。はじめは何もせずに売れていたのです。それが急に売れなくなった。自分に足りないところがあるのではないかと考え、マーケティングの勉強をはじめました。勉強するなら資格も取ったほうがいいかなということで、調べてみると診断士がちょうどぴったりだった。

司会:マーケティングの勉強をしようというのがきっかけですか。

新木:はい。売れなくなったものを売れるようにするにはどうしたらいいのだろうという問題意識からです。勉強していくうちにハマっていったという感じですね。

司会:ありがとうございます。金井さんはいかがですか。

金井:私も穐本さんに似ていると思うのですが、やはり独立したいという気持ちが漠然とありました。ただコンサルをやりたいとかいう意識はまったくなくて、自分で何か商売をしていきたい、社長になりたい、と考えていたのです。

そんな中でルイ・ヴィトンに勤務していたときに、店長やその上のクラスに、MBAを取った人がぼんぼん入ってくるという経験をしました。そのときに、この会社にいるにしてもどこに行くにしても、やはり何かしらそういう経営のスキルは絶対に必要だと思いました。ただ、MBAは、英語ができないし、いまは国内で取れるとはいえ、海外へ行けば1,000万円はくだらない。

いろいろと考えているときに、たまたま中小企業診断士というものを見つけた。日本版MBAなどといわれていたので、とりあえず現実的ではないかと、それでまず中小企業診断士を目指したのです。

司会:なるほど。わかりました。ありがとうございます。着実ですね。では穐本さん、お願いします。

穐本:前職の貿易会社が多角化でレストランを始めることになったのですが、その際にさまざまな問題が出てきました。それを一つずつ潰していかなければならないときに、世の中、社長という人は多いし、アイデアを持ってやられている方は多いけれども、問題解決をサポートする仕事がビジネスになるのではないかと、そのときは漫然と思ったのです。

そんな思いを持ちながら、あるとき友人の結婚式に出席しました。そこでたまたま会った大学時代の先輩が中小企業診断士を取ったばかりだったのです。「診断士とは何だろう」ということから入りまして、調べていくうちに、「こんな資格があるならぜひやらねば」ということで意識しはじめた。それがきっかけになります。

司会:たまたま友人の結婚式に行ったら、診断士の人がいたと。それはまた偶然ですね。

穐本:タイミングがよかったと思います。大学を卒業するときに10年間はがんばるという目標の下に動いていたのですけれども、中小企業ですからやはり忙しいのです。休みなんかなかった。自分を振り返ったり目標をつくったりする時間がありません。だから次のビジョンが見えていなかった。そういうことに、ちょうど気づきだしたころなのです。

司会:ありがとうございます。では毛利さん、きっかけのほうは?

毛利:私は、幼少のころから何となく漠然と経営というものに興味があって、大学生のときに中小企業診断士の資格があることを知って興味を持ちました。でも、その当時は旧試験制度で、商業と工業と情報の3部門に分かれていて、学生にはどれをどうしたらいいのかもよくわかりませんでした。また、受験指導校に行かないと、「独学は結構難しい」みたいにいわれていましたので、大金を払ってまでできるかなと、いろいろ不安に思って、とりあえずあきらめたのです。

銀行に勤めて3年ぐらいたったときに、気になっていたのでもう一度、診断士試験について調べてみると、試験制度が変わってわかりやすくなっていました。また、その前に簿記を勉強していたので、それを生かすためにももっと上の資格、経営全般を学べるような資格を勉強したいと思って、診断士を目指そうとなりました。

司会:学生時代に知っていたのですか。すごいですね。わかりました。皆さんそれぞれに、ちゃんと目的をもって勉強されていてすごいですね。

(つづく)