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業界知識で武装して説得力をアップする!

文:茂木 三枝(中小企業診断士)

『業種別審査事典』活用法

「業種別審査事典」で助かった!

中小企業診断士として企業の支援に携わっておりますと、突然、指導した経験もない業種からの相談依頼があったりしますよね。そのとき、役に立つのが、「業種別審査事典」(発行:社団法人金融財政事情研究会)なのです。

以前、「ユースホステルを始めたい」という女性から、相談を受けたことがありました。

「ユースホステルの会員は、どのくらいいるのだろうか」「ユースホステルの利用者数の動向はどうなのか」「新しくユースホテルを始めるにあたって、投資はどのくらい必要か」「収支モデルは、どのようになっているのか」など、事前に業界動向を知ることができました。

業界知識をもとに、相談者に「ユースホステル」開業に当たっての手続きや設備投資計画・収支計画作成、営業方法についてのポイントなどをアドバイスしました。相談者からは、「具体性のある助言で、わかりやすかった」と喜んでいただきました。業界動向、業界知識を踏まえた助言だったので、説得力があったようです。

「業種別審査事典」の内容

「業種別審査事典」は、全産業、全業種1140業種を網羅しています。執筆は、全国の金融機関、シンクタンクの研究員、経営コンサルタントなど実務家が担当しています。中小企業診断士も多く執筆に携わっているようです。

内容は、I 業種の特色、II 業界動向(業況や主要企業の紹介・分析、課題と展望など)III 業務知識(製品、商品、サービスの特性など)、IV 審査のポイント(財務状況の見方、収支モデルなど)、V 収益向上・経営改善アドバイス(事業再生のポイントなど)、VI 取引推進上のポイント、VII 関連法規制・制度融資等、VIII 業界団体(業界主要団体の連絡先)などです。

「業界動向」や「業界知識」で指導の事前準備ができる!

経営コンサルタントとして、突然、指導経験のない業種からの相談があるかもしれません。創業者や企業経営者の悩み、課題は、状況・状態に応じてさまざまです。業界知識や業界動向を踏まえた上で、個別の課題に対応していくことが、必要だと思われます。インターネットでも統計資料を閲覧することはできますが、必要な情報を一度に得られるとは限りません。業界動向や業界知識がひとつにまとめてある「業種別審査事典」は、活用しやすいツールのひとつだと思います。

『業種別審査事典・全8巻』

『業種別審査事典・全8巻』

金融財政事情研究会[編集・発行]
B5判・9000ページ
定価117,600円(税込)
(CD-ROM版:定価142,800円(税込))
販売:(株)きんざいhttp://www.kinzai.jp/