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小売業支援の実務がわかる参考書

文:鈴木 佳文(中小企業診断士)

月刊『商業界』を読む

豊富な事例のアレンジで経験不足を補う

商店街や中小小売店・サービス店の支援に入ると、未知の分野でお手伝いをしなければならないことが多くなります。特に新制度で中小企業診断士の資格を取得している場合、深く掘り下げた知識も不足しています。さらに、出身が製造業だったりすると小売やサービスの世界はまさに手探り状態。こんな時「商業界」が役に立ちます。

[活用例1:販促カレンダーを参考にセールの企画を提案した]

 ある小売店では、年々売上の減少が続いていました。話を伺うと扱う商品に自信を持っているものの、一年中同じ品揃えで陳列をしていることがわかりました。そこで、毎号掲載されている販促カレンダーを参考にして、セールの企画を提案。社長もやる気になってくれました。

[活用例2:複数事例のポイントを情報提供して信頼を深めた]

「他の店ではどんなことをやってんの?」という社長の質問に、事前にバックナンバーを調べて収集しておいた事例の情報を提供しました。「やっぱり経験豊富な先生が来てくれると助かるね」と提案にも積極的に耳を傾けてくれました。

「商業界」ってどんな雑誌?

「商業界」は小売流通業・サービス業の最新動向や事例を小売の現場の人たち向けに発信している現場向きの月刊誌です。出版元の株式会社商業界は、流通小売業と外食業、サービス業を対象とする経営専門の出版社で、「商業界」の他に「販売革新」「飲食店経営」など6つの月刊誌のほか「日本スーパー年鑑」「日本のフランチャイズチェーン」といった年鑑や経営専門書を出版している、創業1948年8月の老舗です。

支援の参考書、執筆のフィールド

2007年2月号を開いてみましょう。巻頭特集は"「新まちづくり三法」でパパママストアはどう変わる?"で、新まちづくり三法の解説と生き残りへの提言が掲載されています。さらに、"元気印商店街25の理由""正しいお店の経費""販促大学チラシ学科ヒットチラシづくり"などなど事例やヒントが満載。参考書として大いに役立ちそうです。

別の側面から見ると、中小企業診断士が執筆で活躍する場にもなっています。事例が豊富なだけに執筆陣は現場で活躍しているコンサルタントが多く、診断士の基本スキルの一つである「書く」分野では実績としてアピール力があります。中小企業診断士の名前もちらほら......ライターとして活動するという選択肢もありますね。

定期で読むか、必要な時だけ調べるか

商店街や中小小売店の支援では、理屈だけの助言・支援ではまず受け入れてもらえません。時には実際にPOPやチラシを作ってみせたり、陳列をしてみせたりすることも必要になります。もちろん、必要に応じてお店に合わせた情報だけをバックナンバーからピックアップしても良いですが、定期的に目を通しておきたい雑誌です。

『商業界』

『商業界』

毎月1日発売 B5判
定価1,070円(特大号1,190円) (税込)
年間購読料12,500円(12冊・税・送料込)
発行:商業界 http://www.shogyokai.co.jp/