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診断士に向けた熱いメッセージ

中小企業診断士に期待する

自ら原価管理を行い、利益を把握し、経営に活かせるように 公認会計士 岡本 俊也さん

取材・文:川崎 朋子(中小企業診断士)

【第3回】新原価管理システムをコンサルティングツールに

2017年5月18日更新(取材日:2017年3月9日)

元SEで公認会計士の岡本俊也氏にお話を伺う第3回。最終回となる今回は、「新原価管理システムをコンサルティングツールにしてほしい」という岡本氏の中小企業診断士への期待について伺いました。

「一山いくら」からの脱却

―マーケティング以外に、中小企業診断士に期待することはありますか。

私は、企業に寄り添ってコンサルティングができる士業は、中小企業診断士しかいないと思っています。中小企業診断士は、お客さんと一緒の目線に立てる士業だと。先ほどからお話ししているように、新原価管理システムは原価計算だけでなく、パラメーターを調整してシミュレーションを行い、経営判断まですることができますが、まさにこの機能を中小企業診断士のコンサルティングに使ってもらいたいんです。
システムの画面では仕入、製造、出荷、利益と、会社の中を流れるお金の情報を視覚的にわかりやすく表示しています。製造原価明細表と損益計算書が画面上に表れ、利益の構造・原価管理を見ることができますので、コンサルティングの際に、お客さんに見せながら説明もできるツールになるでしょう。中小企業にありがちな「一山いくら」という大ざっぱな原価管理から、実際の数字をつかむ原価管理へと変えるためのツールとして使っていただければと思います。
また、くり返しになりますが、中小企業診断士の皆さんには、このシステムをどのように改善していったら良いかを教えてほしいですね。皆さんが使いやすいように、どんどん提案してほしいと思っています。
実は、中小企業診断士で新原価管理システムに興味を持っていただいた方がいらっしゃって、その方をきっかけに、研究会で紹介をさせていただく機会がありました。その後、中小企業診断士との連携がスタートしています。お客さんと同じ目線に立てる唯一の士業とともに、「お客さんが自らできるところまで一緒に進む」コンサルティングを行えればと思います。

新原価管理システムを広めたい

―新原価管理システムの今後の展開について教えてください。

まずは、新原価管理システムを多くの企業に広めていきたいと考えています。現時点での導入実績は、おかげざまで10社に手が届きそうなところです。まだまだ道半ばではありますが、少しずつ企業に認知されてきたようで、お問い合わせが増えてきています。これからも企業に寄り添い伴走する気持ちで、丁寧に仕事をしていきたいとの想いは変わりません。
ただ、どのように広めていくかについては、まだまだ検討が必要です。くり返しになりますが、中小企業がこのシステムを導入して、自らシミュレーションを行い、経営判断を行うツールとして活用できるようになってほしいと思います。
この想いを共有できる仲間を増やしたいですね。中小企業診断士をはじめ、多くの士業の方たちに輪を広げ、中小企業を元気にする一大プロジェクトに展開していきたいと考えます。
興味ある中小企業診断士にはぜひご連絡をいただければと思います。

(おわり)

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プロフィール

岡本 俊也(おかもと としや)
1960年生まれ。公認会計士。元システムエンジニア。大学卒業後、ソフトハウス(ソフトウェアを開発・販売する企業)にて経営管理システムの開発に携わった経験を活かし、損益のシミュレーション機能を搭載した中小企業向け新原価管理システム「SHIN」の生みの親となる。「お客さんが自らできるようになるまでサポートをしたい」という想いを胸に、伴走型支援を実施。