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診断士に向けた熱いメッセージ

中小企業診断士に期待する

中小企業診断士がいざなう“Fintech”への入り口 マネーツリー株式会社 営業本部長 マーク マクダッドさん

取材・文:畑中 剛司松本 典子(中小企業診断士)

【第3回】未来に向けて中小企業診断士ができること

2016年9月20日更新(取材日:2016年7月12日)

第3回は、中小企業診断士のイメージや期待を、今後の事業展開やビジョンを交えて伺いました。

未来に向けて

― Fintechの普及は中小企業の事業活動にどのような影響を与えることが考えられますか?

本業以外の定型業務が効率化できます。本業ではない経理・財務分野において、IT技術に苦手意識を持っている方はいまだ多いように感じていますが、ぜひ積極的に技術を使って欲しい。普段はマネーツリーアプリで資産状況を把握していただき、業務においては、我々が提供しているMT LINKが金融機関やクレジットカード会社との取引データを会計ソフトと連携して、自動取り込み・自動仕訳され、会計ソフトなどに会計データとして保存されるので、確定申告までスムーズに行うことができます。

請求書発行においては、我々はメイクリープスという会社と連携しており、メイクリープスのソフトで発行した請求データを金融機関との入金データと連携させ、自動的に入金消し込みができるようになっています。私も経営陣の一人として、マネーツリーアプリでマネーツリー株式会社の法人口座の残高を確認しています。経営陣として、財務状況をいつでも確認できる状態です。

― 今後の事業展開とそのビジョンについて教えてください。

直近では、より多くの方にマネーツリーアプリやMT LINKを使っていただき、その利便性を体感していただきたいと考えています。4,5年後の目標は、消費者の購買行動の変革です。

現在は企業が、個人や法人のさまざまな情報をもとにターゲットと思われる顧客層にマーケティングを行っていますが、その逆に個人がさまざまな企業の商品やサービスを選択できるようにしたい。企業がお客さんにサービスや製品をオファーするのではなく、企業や個人が自分たちのニーズを提示して、それに一番適したサービスや製品を要求することができるのではと考えています。

たとえば、住宅ローンがわかりやすいと思うのですが、自分の年収など必要な情報を全ての銀行に送信して、一番良い提案をもらう。そうすれば、銀行はサービスや商品の競争力が高まります。そして顧客はより良いサービス・製品の提供を受ける。両方に良い話となります。そんな未来を実現したいと考えています。

マーク マクダッド

― 最後に中小企業診断士に期待していることはありますか?

新しい技術を使用するのにためらう事業者様にFintechをご検討いただければ嬉しいですね。Fintechのサービスを使われた中小企業の経営者の多くは利便性を高く評価されています。ITに詳しくない方にも使いやすいというメリットは大きく、経営に役立てる技術とサービスであると確信しています。 また、日本のFintech業界を担う一員として、中小企業の方と直接お話する機会やネットワークのようなものがあれば、ぜひ参加したいと考えています。Fintechの流行のお陰で銀行や会計業界の方とお会いする機会はあるのですが、中小企業の方とは直接関わる機会は多くありません。より良いサービスや技術提供のために情報交換できればと思います。Fintechのサービスは実際に使ってみると継続して使いたいという方が多いので、中小企業診断士の皆さんによって、中小企業の経営者の皆さんがFintechへの『入り口』にいざなわれることを期待しています。

(おわり)

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