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「私ももう一度、目指したい」―福永響子さんに聞く「妻の目線からみた診断士(2)」

取材・文:田中 聡子(中小企業診断士)

【第2回】中小企業診断士との交流

取材日:2011年3月13日

ご主人の圭佑さんが中小企業診断士となり、その活動を目の当たりにすることが多くなった響子さん。受験前に描いていた診断士像と比べて、実際に交流した皆さんにどのような印象を持ったかをうかがいます。

ご主人の診断士活動に思うこと

― 現在は、ご主人が中小企業診断士として活動されています。以前に、ご自身でイメージされていた診断士像とのギャップはありましたか。

特にありません。中小企業診断士資格に関心を持って調べたとき、「この仕事は、地域の方たちと密着して活動できるいい仕事だな」という印象を持ちました。少し話はそれますが、仕事をしていた大学時代を含め、生まれ育った神戸には、助けたり助けてもらったりできる人間関係がありました。そして東京に引っ越し、知らない人たちの中で一から人間関係を構築するにあたっても、地域の方たちとコミュニケーションをとりながら仕事ができれば、この地に新たな根を張ることができると考えたんです。

診断士活動に参加

主人の診断士活動は、イベントが多いこともあり、その内容を実際に見ることができるので、イメージがつかみやすいですね。墨田区のお祭りのサポートをしていたとき、主人は屋台でフランクフルトを売っていました。私も子どもを連れて見に行ったのですが、一緒にイベントを運営していた中小企業診断士の皆さんが、子どもをとてもかわいがってくれて。「僕の子どもはもう、大学生だからなぁ。この頃が一番、かわいいよね」なんて言いながら、私たちより上手にあやしてくださる(笑)。子どもがいると皆さん、話しかけやすいようで、主人の診断士活動を家族のイベントのように楽しませてもらっています。

― 診断士活動に時間を割くようになると、ご家族から「もっと家庭も大切にして」と声が上がることも多いようですが、福永家はうまくバランスがとれているようですね。

不満はないですね。主人は朝がとても早く、毎日4時頃に起きて、診断士活動やその他の勉強をしているようです。平日はそのまま仕事に行きますが、休日は私たちが起きる頃には一段落ついて、リラックスモードに入っているんです。「朝ご飯、つくろうか?」、「ゆり(編集部注:下のお嬢さん)のおむつ、替えようか?」なんて気遣ってくれます。

先日は、私の誕生日に合わせてダーツバーを貸し切り、パーティーを企画してもらいました。神戸でかつて教えていた生徒が駆けつけてくれたり、主人の友人が長野からきてくれたりと、30人くらいの方に集まっていただき、とても盛り上がりました。神戸にいた頃は、自分でもそうしたイベントを数多く手がけていたので、懐かしさもあって嬉しかったですね。このように、ふだんからいろいろしてもらっているので、主人が外出するときや飲みに行くときは、「どうぞ楽しんできてね」と心から言えます。

診断士活動を見て高まる受験意欲

― お二人の関係をうらやましく思う中小企業診断士が、大勢いそうですね(笑)。響子さんは、ご主人の活動を目の当たりにして、資格取得への意欲も再び高まっているのではないでしょうか。

診断士活動に参加

そうですね。受験勉強のテキストには合格後の活動までは書いてありませんでしたから(笑)。「地域の方たちと密着して活動したい」という希望を叶えられそうだと体感できたのは、とても大きいです。もともとそれが志望動機でしたから、受験への意欲も再び高まっています。受験勉強を休止したときは残念に思いましたが、先に中小企業診断士の方たちの活動を間近に見られたので、いまはかえってよかったのかなと思っています。

― 資格を取得したら、これまでの経験が活かせそうですね。

はい。大学時代のマネージャーの仕事や、予備校時代の進学アドバイザー業もそうですが、人とかかわることが楽しいんですよね。「どう伝えれば、一番"響く"かな」ということを、相手の性格や状況も踏まえ、考えて考えてアドバイスする。それで結果が出たときの嬉しさは、格別です。このことは、自分が中小企業診断士になり、お客様にアドバイスをするようになっても同じだと思います。初対面の人とでも楽しく話せる性格が資格取得後も役立ちそうだと、いまから期待しています(笑)。

(ここで、取材に同席いただいていたご主人の圭佑さんから)

妻は、初めての人とでもあっという間に仲良くなります。僕は、さまざまな活動に妻を連れて行くんですが、「奥さんのほうが、中小企業診断士に向いているんじゃないの」なんて言われています(笑)。

(つづく)

福永 響子(ふくなが きょうこ)
1983年生まれ。関西学院大学在学中よりベンチャー広告代理店に所属、主に日本未上陸ブランドのセールスプロモーション戦略やマーケティング戦略に、独自のアイデアで携わる。卒業後は、大学受験予備校の進学アドバイザーに就職。偏差値に見合う進学よりも、将来のキャリア形成をイメージしたうえでの志望校選びを説く。現在は退職し、2児の子育てに奮闘中。