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診断士に向けた熱いメッセージ

中小企業診断士に期待する

特別編:他士業専門家座談会―士業連携にあたって中小企業診断士に期待すること

司会:宮崎 洋一
参加者:久我 祐司 /  田中 謙二 /  茶谷 豪 / 
中田 哲也 /  西内 孝文 /  古屋 尚樹
ゲスト参加:平村 一紀 (中小企業診断士)

【特別編 第1回】士業連携の新会社を設立

取材日:2007年8月10日

企業を支援する場合、さまざまな資格を持った専門家=士(さむらい)業の方が、それぞれの強みを生かし連携して支援するかたちで取り組むケースが増えています。今回は、新会社を立ち上げて、ワンストップサービスに取り組まれるなど、士業連携に積極的な各士業の方々にお集まりいただき、中小企業診断士のイメージ、診断士との連携の可能性などについてお聞きしました。

茶谷・西内・古屋さん相続・事業承継問題をワンストップで解決

司会(宮崎):本日司会を担当させていただきます、フリー編集者の宮崎と申します。よろしくお願いいたします。

本日はJ-Net21「中小企業診断士に期待する」の中の特別編といたしまして、中小企業診断士以外の士(さむらい)業=専門家の方々にお集まりいただいて、中小企業診断士のイメージや、一緒に仕事をする際に診断士にどのようなことを期待するか、などについてお聞きしていきたいと思います。また、中小企業診断士の立場から平村先生にもご参加いただき、適宜コメントをお願いしたいと思います。

それではメンバーの方を代表して、西内先生のほうからこのメンバーのつながり、および今回のユナイテッド・アドバイザーズ社の立ち上げの経緯についてお話しいただければと思います。

西内:もともと、われわれは経済産業省後援のドリームゲートという起業家支援プロジェクトのアドバイザーをしていました。出会いはそういうところからです。その後、いろいろ話をしながら親交を深めていく中で、「相続や事業承継の分野では、こういったニーズがあるよね」という話から、みんなで連携して業務を行ったらおもしろいことができるのではないかということになり、この会社を立ち上げることになりました。

例えば税理士であれば相続を取り扱いますが、資格の壁もあって税理士だけではできないこともあります。そこで、例えば弁護士と組むことによって新たに遺言書の作成や遺言の執行ができるようになりますし、司法書士と組むことで相続登記ができるというようにワンストップでサービスを提供できます。

また、実際、企業の事業承継では企業に入り込んでコンサルティングをしていくということも必要になりますが、そこでは中小企業診断士の知識が生きてきます。さらに会社を売るとか買うということも出てきますが、そういった場面では公認会計士に評価してもらわなければなりません。

やはりお客さんのニーズとしては各専門家に毎回一から相談するのではなく、1カ所でまとめて相談して対策を取ってほしいのではないでしょうか。

うちの場合はコンシェルジュ方式を採っていまして、各お客さんに担当のコンシェルジュが付いて、その人がお客さんのニーズを伺って「こういうニーズがありますのでこういうチームで対応していきましょう」というのを決めていく。そういう体制を取っています。ですから、お客さんのニーズありきで会社が出来上がっているという感じです。

司会:コンシェルジュはどのような方がご担当なのですか。

西内:ファイナンシャルプランナーです。FPは資産運用から相続まで幅広い知識を持っていますので、ちょうど適任ということで担当してもらっています。

司会:ここに至るまでの経緯としましては、それぞれの方が、他の士業の方と連携してお仕事をされて経験を積み上げていくなかで、今回会社を立ち上げようということになったのでしょうか?

西内:これまで、その都度連携して仕事をした経験というのはありましたが、専門知識を持ち寄ってビジネスを立ち上げようという発想まではありませんでした。自分の業務分野で必要がある度に仲のいい人たちに声をかけるというだけでは発展性がありませんので、それを仕組み化しましょうということです。

司会:ありがとうございます。それでは、続いて士業間の連携について、それぞれの方にこれまでの経験談をお聞きしていきたいと思います。

(つづく)