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診断士に向けた熱いメッセージ

中小企業診断士に期待する

有限会社HSD社長 林良江さんに聞く

取材・文:福島 正人(中小企業診断士)

普通の主婦がパソコン講座をきっかけに起業

林良江さん中小企業診断士との出会い

有限会社HSD(東京都板橋区)は、パソコン講習やパソコンサークルの運営を行っている。社長の林良江さんは平成15年に当社を設立、100名以上の会員が楽しみながらパソコンを学んでいる。

家庭で主婦をしていた林さんが創業したのは、10年ほど前に参加したパソコン講座がきっかけである。

「最初は板橋区勤労福祉会館で開催されたパソコン講座を受けに行ったんです。"ホームページ作成コース"というのがありまして、受講生として参加しました。」

「他の受講生の方はけっこう講座についていくのが大変だったんですけれども、パソコンに多少心得があった私は、周りの人をサポートすることができたんです。受講生でありながらアシスタントの役割をやれたんですね。それを見ていた講師の方に、『パソコン講座を手伝ってくれないか?』と言われたのがきっかけなんです。」

この時、パソコン講座の企画運営に携わっていた人の中に、板橋区中小企業診断会のメンバーがおり、診断士との接点が生まれる。

インキュベーション施設に入居

最初は個人としてパソコン教室のアシスタントや講師をやっていた林さんであるが、親切な指導と持ち前の明るさで講座は人気を集める。1つの講座が終了すると、受講者が集まってパソコンサークルを作るようになり、林さんを中心に80人くらいのネットワークが出来上がっていった。

パソコン講座の依頼も増え、個人としての活動では対応できなくなり、林さんは会社設立を決意する。折りしも板橋区で新しいインキュベーション施設(板橋区活性化センター)の入居者募集が始まっていた。

「板橋区のインキュベーション施設の入居審査の時に、事業計画書が必要だったんです。主人と一緒に作成したんですが、診断士の方にもアドバイスいただきました。」

診断士と起業家の勉強会

林良江さんインキュベーション施設への入居審査も無事通り、林さんは有限会社HSDを設立する。会社を運営しながら、診断士と一緒に板橋区のコミュニティビジネス推進活動を行ったり、スタートアップビジネス連絡会(板橋区の創業者や診断士がメンバーの勉強会)に参加している。

「スタートアップビジネス連絡会には、毎月参加しています。そこで出てくるビジネスの話は、とても勉強になります。」

「先日は食品販売業のメンバーのところに行って、新メニュー開発を兼ねた試食会をやったんです。味の評価だけでなく、調理方法の改善や商品のキャッチコピーを考えたりして、楽しみながらお互いのビジネスに役立てています。」

パソコン教室の運営など、会社の業績は順調に推移している。現在パート・アルバイトを含めて8人で運営しているが、今後社員を少しずつ増やしていく予定である。

規模の拡大に伴い、社長の林さんの役割は転機を迎えつつある。

「いざとなれば自分で動けばいいと思っていましたが、規模が大きくなり、そうはいかなくなってきました。今までは従業員と同じようにパソコン講座で教えたりしてきましたが、今後は他の人を使って運営していく割合を増やしていきたいと思っています。」

「中小企業診断士の方に期待したいのは、まさにこれからですね。人を雇うのは責任もありますし、経営者としての役割を果たしかなければなりません。診断士の方に専門的なアドバイスをいただきながら、しっかり事業計画を立てて運営していきたいですね。」(この項終わり)

林 良江さん:(有)HSD 代表取締役

林 良江(はやし よしえ)/ワ-プロスクール講師、電気設備工事会社の 経理総務責任者、商社の経理役員秘書セクレタリー業務を経て、2000年パソコン教室の講師を開始。2003年有限会社HSD設立、代表取締役に就任。2004年板橋区コミュニティビジネス参加"ありがたネット"を結成。2006年板橋区企業活性化センタースキルアップパソコン講座企画運営。

2.パソコンサービス・サポート  (導入・各種設定・セキュリティ対策・修理・メンテナンス等)3.パソコン講座運営

会社名 有限会社HSD
設立 平成15年7月7日
事業内容 1.企業のネットワーク管理・システム管理・ヘルプデスク
所在地 東京都板橋区
ホームページ http://www.hsdcorp.net