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診断士カレイドスコープ

東京都港区中小企業経営支援協会(通称:NPOみなと経営支援)の取組み

文:鈴木 佳文(中小企業診断士)

【第2回】NPOで活動する

取材日:2013年3月17日、3月28日

認定支援機関として、これからの活動に期待が高まるNPOみなと経営支援。第2回は、事務局長の青木平治さんに、NPOで活躍している人の特徴をうかがいます。

NPOで活躍している人の共通点

― 地域の団体に参加して活動することに消極的な方もいらっしゃいますが、経験の浅い若手中小企業診断士が支援現場を経験する機会を得るうえで、地域の中小企業診断士会に参加することは、選択肢の一つになると考えています。NPOで活躍している人の特徴を教えてください。

例会の様子
例会の様子

特に女性会員の活躍が光っていますね。NPOの会員として積極的に自治体に営業をかけ、さまざまな仕事を受注しています。このように活躍している人は、NPOに所属しているだけでなく、自分から動いている人が多いです。仕事も丁寧で、リピートが多いのも、活躍している人の特徴ですね。

― リピートが多いというのは良いですね。

出前相談には年間の回数制限がありますが、支援に満足した企業が、翌年も依頼をしてこられるのです。やはり、信頼できる人に仕事をお願いしたいのが人情ですから、一生懸命に活動している人に依頼が集まっていきます。

― 地域の団体に入ると、下積みが長くてなかなか報われないという話もありますが、若手の活躍する場は十分にあるということですね。

もちろんです。信頼できる人に任せたいですから、日頃の関係づくりが大切です。つまり、自分から積極的に動いて小さな実績を積み重ねている人にお願いすることとなります。十分な力があれば、すぐに依頼が来るようになりますし、力が不足しているのであれば、やはりベテランから学ぶことも大切です。学ぶという視点で言えば、例会に欠かさず出席している人のほうが、さまざまな情報を入手しやすいですし、学ぶ機会も多いですね。

― 例会の話が出ましたが、やはり登録だけして、ほとんど活動されない方も多いのでしょうか。

例会の出席人数は大体30名程度で、活発に活動されている方はひと握りです。しかし、複数の団体に登録して活動している方が多いので、たまたまNPOみなと経営支援で活動する時間がとれていないのかもしれません。

リピートがもらえる中小企業企業診断士とは

― 複数の団体に所属している人は、たしかに活動時間の捻出が大変ですね。先ほど、リピートの話が出ましたが、リピートがもらえる人の特徴とはどのようなものでしょうか。

まずは、仕事に取り組む姿勢ですね。報酬の額にかかわらず、真摯に誠実にクライアントと接していることが信頼につながります。もっとも大切なのは、支援の結果が出ていることでしょう。クライアントが満足する成果があればこそ、リピートにつながるのです。

― 結局は、「成果」というところにつながりますね。そのために、どのようなことを心がければよいでしょうか。

例会での青木事務局長
例会での青木事務局長(中央)

信頼関係を築けるコミュニケーション能力が必要なことはもちろんですが、中小企業診断士としての「支援する力」を高めておく必要があります。たとえば、決算書をパッと見て、その企業の課題を明確に描けることが大切です。そして、その課題を相手にわかりやすく伝えられるかどうかですね。

― そのような力を養うという点では、やはり場数を踏むことが必要でしょうね。

もちろん、場数も大切ですね。先ほどの決算書を見る力で言えば、どのポイントを見れば問題が明らかになるのかを知っていることが求められます。

― (一社)東京都中小企業診断士協会の支部の研究会でもNPOでも、積極的に参加し、学びを実践につなげていくことが必要なのですね。

積極的な活動という点では、やはり女性診断士の活躍が目立ちます。まず行動してアプローチしてみる、わからないことは先輩診断士に相談する、といったことを自分から仕掛けています。ほかの会員にもぜひ見習ってほしいと思います。

― ありがとうございます。次は、「地域密着の経営支援で中小企業診断士に期待されること」についてうかがいます。

(つづく)

団体名 特定非営利活動法人東京都港区中小企業経営支援協会(通称:NPOみなと経営支援)
代表者 理事長 松枝 憲司
所在地 東京都港区西麻布2-10-1 西麻布YKビル6F
TEL 03-3407-2858(事務局:青木)
FAX 03-3407-2858
ホームページ http://www.npo-minato.or.jp/