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診断士カレイドスコープ

東京都中小企業診断士協会「ウェルカムスプリングフォーラム2012」報告

取材・文:堀川 久美子(中小企業診断士)

【第2回】ネットワーク拡大・情報交換の有意義な場

取材日:2012年4月28日

東京都中小企業診断士協会最大のイベントであるスプリングフォーラムについてお届けするレポートの第2回です。第2部では多数の研究会や懇話会、同好会等の活動紹介のほか、近年の活躍が目覚ましい企業内診断士の交流会も行われました。

第2部

研究会・懇話会・同好会等の活動紹介

研究会ブース
研究会ブース

14:00~15:40は、各研究会・懇話会・同好会が5つの会場に分かれてブースを構え、それぞれの活動実績の紹介や質問に答えるなど、会員への勧誘活動を行いました。

もっとも広い会場には、コンサルティング手法に関する27団体と、経営機能別管理に関する34団体がブースを構えていました。所狭しとブースが並んだ室内には熱気があふれ、講師や事務局メンバー、OB・OGの応援を得て精力的に勧誘活動をする団体や、じっくり新入会員と対話し、説明を行う団体等、それぞれの持ち味も見られ、会員も比較検討の余地があったのではないかと思います。

ほかにも、環境に関する4団体、国際問題・グローバル化に関する3団体、カウンセリング・コーチング・ビジネスマインド等に関する4団体、衣・食・住・医療・福祉等に関する12団体、ITに関する11団体、その他(スポーツ・趣味等)に関する10団体、流通業に関する4団体、商店街に関する2団体、サービス業に関する1団体、金融・企業再生・ベンチャー支援等に関する5団体、建設業・製造業に関する9団体、地域支援・各区診断士会・NPO等に関する9団体が、それぞれの会場に分かれてブースを構え、訪問者の対応にあたっていました。

来場していた新入会員に話をうかがうと、「魅力的な研究会やマスターコースがいくつかあって迷っている」、「自分の専門分野の知識を深めたいので、初めから決めている」、「代表者やメイン講師が誰かを見て選んでいる」等、検討段階で決めかねている方もいれば、すでに的を絞っている方もいらっしゃるようでした。

今年度で登録2年目となる私も、初年度はマスターコースに通いたいと、昨年5月に開催された中央支会(現:中央支部)カンファレンスのブースを訪れて情報収集をし、2つのマスターコースの説明会に参加したのですが、どちらもとても魅力的で1つに絞ることができず、結局両方とも受講しました。どちらも、後半には実務従事が行われ、仕事をしながら同時に2つの実務従事をこなすのは少しハードではありましたが、講師の先生方や同期受講者、OBらとのネットワークができ、とてもよい知識や経験を得ることができました。同期登録の仲間たちも、それぞれ選んだマスターコースでの学びをもとに仕事を獲得したり、人脈を広げたりと、実り多い結果につながっているようです。また、2年目もさらに別のマスターコースに進んで知識の補完を目指したり、出身マスターコースでの事務局メンバーに加わったりと、次のステップに進む意欲的な仲間も多くいます。積極的に参加し、課題をこなして、人脈を形成していくには、マスターコースや研究会は非常に有意義な場であると思います。新入会員の方だけでなく既存会員の方も、さらなる発展を望まれるのであれば、ぜひこのような場に参加することも検討されてはいかがでしょうか。

企業内診断士交流会

企業内診断士交流会
企業内診断士交流会

研究会等の活動紹介と並行して、14:30~15:40には企業内診断士交流会も行われていました。

企業内診断士交流会では、企業内診断士の活動活性化、認知度向上、協働による未来づくりを応援することを目的とし、主に企業内診断士を中心にさまざまなイベントを催し、場づくりを行っています。

今回のメインイベントは、ディスカッションとソーシャルメディアのtwitterをかけた造語「discutter(ディスカッター)」と名付けられて気軽に参加でき、さまざまな境遇・考えの人と議論し、幅広くつながる場を提供されていました。会場内には9つのテーブルが用意され、それぞれのテーマごとに25分間ずつ2回のディスカッションをメンバー入れ替えで行い、参加者も積極的に楽しんでいる様子でした。

主なテーマとしては、企業内診断士の中でも将来的な独立を視野に入れている方の疑問に答える「独立を考える方は必見! 独立診断士の本音に迫る『診断士で独立してみよう』」や、企業単位での企業内診断士活動が顕著なNECやアサヒビールグループ勤務の診断士による「診断士パワーを所属企業、社会にも発揮しよう!『企業内診断士会の実績と今後の可能性を探る』」、社会起業家をゲストに迎えた「つながりや社会貢献について考える『企業内診断士だからこそできる社会貢献のあり方』」等が、顕著な盛り上がりを見せていました。そのほか、趣味に関する遊び感覚のものや、中小企業診断士としての目標やキャリアに関する不安、疑問を解消すべく議論するものなど、それぞれのコーナーが活気を呈していました。

第3部

中央支部活動説明会
中央支部活動説明会

15:50~16:50の第3部では、所属支部ごとに会場に分かれ、支部別の活動説明会が行われました。主に、各支部の役員紹介や活動報告が行われる中、支部によっては新入会員の自己紹介を行うなど、より身近な存在となる所属支部をよく知り、交流を図る場となっていたようです。

スプリングフォーラムの行事は以上で終了となり、新法人としてスタート後初の大イベントは、盛況のうちに幕を閉じました。その後、中央支部では第1部が行われた同会場の8階キングスにて、その他の支部はフォーラム8外の会場に分かれて、それぞれ懇親会が行われた模様です。

協会主催の大きなイベントは、次回は秋大会となります。異なる世代間の診断士ネットワークを広げ、情報交換をし、ともに切磋琢磨する仲間を見つける場として、これほど大規模で有意義な場は類を見ないでしょう。今後もこの場を有効活用して、中小企業診断士が力を合わせ、社会全体において活躍の場を広げられるよう、盛り上げていけることを願うばかりです。

(おわり)

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