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東京都中小企業診断士協会「ウェルカムスプリングフォーラム2012」報告

取材・文:堀川 久美子(中小企業診断士)

【第1回】東京都中小企業診断士協会最大のイベント

取材日:2012年4月28日

平成24年4月28日(土)、東京都渋谷区のフォーラム8にて、東京都中小企業診断士協会「ウェルカムスプリングフォーラム2012」(以下、スプリングフォーラム)が開催されました。今回から2回にわたり、イベントの様子を報告します。

「スプリングフォーラム」は、東京都中小企業診断士協会(以下、東京協会)の6つの支部(中央・城東・城西・城南・城北・三多摩)が協働し、診断士活動のヒントとなる多様な催しを行う、東京協会最大のイベントです。新しく中小企業診断士となった方や、新年度を機に協会への入会を検討している方、新たな知識や活動の場を広げたい既存会員にとっては、協会サイトやアクティビティ・ガイドのような冊子では伝わりきらない、魅力あふれる貴重な機会となっています。

当日は、以下のようなスケジュールで進行されました。

第1部【一般社団法人東京都中小企業診断士協会の活動説明会】(13:00~13:50)

  • 会長挨拶 小出康之氏
  • スプリングフォーラム2012実行委員長挨拶 青野忠義氏
  • 法人の組織説明と役員および部長・委員長紹介 総務部長・森川雅章氏
  • 会員向け広報の説明 広報部長・河合正嗣氏
  • 実務従事の案内 実務従事支援部長・杉山健二氏
  • 本日のイベント案内 会員部長・田中敏夫氏

第2部【研究会・懇話会・同好会等の活動紹介】(14:00~15:40)

【企業内診断士交流会】(14:30~15:40)

第3部【支部別の活動説明会】(15:50~16:50)

以下、具体的な内容を紹介します。

第1部

会場の様子
会場の様子

定刻の13:00、スプリングフォーラムは小出康之会長の挨拶で幕を開けました。小出会長からは、主に新入会員に向け、3つの点についてアドバイスがありました。

1.「10~20年後、どうなっていたいかを意識する」

意識することにより、行動の指針ができ、成長につながる。

2.「客観的に自分を見直す」

資格を取ったからすぐに中小企業の役に立つわけではないことを認識し、経営者とどう向き合うかを考える必要がある。

3.「家族に見返りを提供する」

中小企業診断士となったからには、ぜひ独立を目指してほしい。そのためには、(既婚の企業勤務の男性の場合は)奥様を説得する必要があるが、女性は適応力を持つ特性があるため、頑張る姿を見せれば協力体制を得られる。ぜひ、時間をかけても説得し、独立を目指していただきたい。

自分の人生においては自分が主役であり、それは独立して生きるという解釈にもつながる。ぜひ、自分が主役の人生を歩むための1つの例として検討していただき、今日のこのイベントを、未来に向けて進む第一歩としてほしい、という力強い言葉で締めくくられました。

続いて、本イベントの実行委員長である青野忠義氏より、来場者に有意義な一日を過ごしてもらうよう、説明を兼ねた挨拶がありました。主な内容は、以下のとおりです。

・スプリングフォーラムは、自分づくりをする場を提供することを主旨としているため、疑問点や興味があったことなどは、遠慮なく各担当者に質問してほしい。

・第1部のこの会場には約600名の来場者がいるが、うち半数が未入会あるいは新入会員であり、残りは既存会員である。それぞれに、交流を図ってほしい。

・第2部では、約130の研究会や同好会がブースでの説明会を行う。企業内診断士向けの場づくりとなるイベントも行われているので、活用してほしい。

・第3部では、総勢約4,000名の会員を誇る東京協会の6つの支部がそれぞれ会合を行うが、先輩にさまざまな質問をするなど、身近な疑問を解消する場としてほしい。

パワーポイントを活用した説明
パワーポイントを活用した説明

その後、総務部長の森川雅章氏より、東京協会の組織と役職に関する説明が行われました。また、広報部長の河合正嗣氏からは、「RMC東京ニュース」や「東京協会eニュース」、eメール配信や情報システム、ホームページについて等、広報に関する説明がありました。

引き続き、実務従事支援部長の杉山健二氏からは、会員の皆さんにとって興味深い、実務従事に関する説明がありました。主な内容は、以下のとおりです。

・午前中に開催された「実務従事案件マッチング大会」には164名が参加し、16案件に97名がマッチングし、実務従事が決定した。

・5年間で30日間の実務従事を行わなければ、診断士登録の更新はできない。中小企業の社長と向き合った際のアドバイスには、経験に基づいたスキルや専門分野に特化したスキルが必要となる。指導員がきちんと指導する中で実務従事を行うことで、会員の能力向上を図ることが第一の目的である。

・実務従事は、案件や指導員を、会員自らが選ぶことができる。実務補習の総括的な診断とは異なり、特定の部分に特化した内容の案件である。

・参加方法は、実務従事案件マッチング大会を東京協会では年2回行っており、今回と、次回は9月22日(土)に開催予定である。そのほか、常時メールによる公募、マイページからの検索も可能である。詳細は、東京協会のホームページからダウンロードできる。

杉山氏は最後に、以下のように付け加えられました。「先ほど小出会長より、『10年後、20年後のゴールを目指して自分なりのストーリーを描いてほしい』という話がありましたが、そのストーリーの中には、研究会参加等のさまざまな選択肢のほかに、実務従事もあると覚えておいていただきたいと思います。もし、自分に足りないところがあると感じたり、新しいステージを見てみたいと思ったりしたらぜひ参加して、先生方のご指導を仰ぎながら切磋琢磨していただくことも、皆さんにとって貴重な経験になると考えています」

第1部では以上のように、協会の概要についてひととおりの説明があり、満席の会場には既存会員に交ざり、熱心に耳を傾ける新入会員や未入会員らの姿がありました。

(つづく)

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