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中小企業診断士ブロガーレポート 「地産地診山口県編」掲載、その後…

文:伊藤 勝彦(中小企業診断士)

「ブログ:島の中小企業診断士 伊藤勝彦ブログ」

私は以前、「地産地診山口県編」で、「独立1年目で活躍する中小企業診断士 シンプルシステム代表・伊藤勝彦さんに聞く」と題し、独立1年目の状況を掲載していただきました。平成23年に独立2年目を迎えましたが、記事掲載以降の状況を「その後」としてお伝えいたします。

独立開業2年目

セミナー講師としても活動中
セミナー講師としても活動中

私は、山口県の周防大島町という瀬戸内海に浮かぶ島で、平成22年2月に独立開業し、この平成23年に独立開業2年目を迎えました。同5月には、(社)山口県中小企業診断協会の理事に任じられるなど、県内で独立開業している中小企業診断士としては若い私に対し、ベテランの先輩方からの厚いご支援を賜り、本当に感謝しているところです。

協会や先輩診断士、各支援機関など多方面からのご支援をいただきながら、忙しくさせていただき、私としては順調に活動できていると考えています。その様子は、私のブログで日々発信させていただいています。

「忙しさ」の内容は、中小企業診断士の主要な活動である診断・助言ばかりでなく、付随もしくは関連する活動のほうが相対的に多いのが現状です。これは、私の意図したとおりの展開です。診断士資格を、大いに他の収入機会にも展開できているということです。

数値で見ますと、売上高に対するサービス別の割合は、「経営診断・助言および講師」が4割に対し、「情報システム開発・運用および情報処理」が5割、「その他」が1割という状況です。情報システム開発・運用および情報処理がもっとも多くなっていますが、これには診断・助言との関連性があります。私の得意分野は「IT」関連で、専門家派遣等で企業を訪問し、その後、情報システム開発・運用および情報処理の受注につながるケースが多くあるのです。

活動エリアは、中国地方5県(山口県、広島県、岡山県、鳥取県、島根県)に広がり、すべての県にお取り引きいただいている企業があります。もちろん、活動エリアが広がれば、移動など非効率な面もありますが、せっかくいただいた機会を「非効率」を理由にお断りするわけにはいきません。あるときは、3時間の打ち合わせに対し、車の運転が9時間ということもありました。しかしながら、今後も要請があれば、遠方であってもおうかがいするつもりです。

導かれるようにフルラインサービス化へ

社名入りの愛車で中四国を駆け回る
社名入りの愛車で中四国を駆け回る

独立開業当初より、私は経営者のあらゆる相談に応えていきたいという思いを込めて、「総合経営コンサルティング」を標榜しています。もちろん、開業したばかりの中小企業診断士である私に、経営のあらゆる相談をしてくれる経営者は多くありません。しかし、中小企業診断士である以上、経営のあらゆる相談に応える必要性があり、経営者に寄り添うように経営全般の課題解決をしていくことが私の役割であると、努めて意識するようにしています。

企業とのコンタクトのきっかけは、専門家派遣等の支援制度を活用したもので、特定のテーマや課題解決のために、初対面の企業と接触するケースが多くあります。私の場合、IT分野のテーマや課題解決に関することが多く、「SEO対策」、「ホームページ更新や立ち上げ」、「ネット販売の開始」、「顧客管理」などの相談から始まります。しかし、相談内容の根本的なニーズを探っていくと、多くの場合は「売上高UP」に行き着きます。とは言え、売上高UPのために、本当にSEO対策やホームページの更新が適切な方法なのか、またそれだけで売上高がUPするのかと考えると、事業内容や商品・サービスの特性などを踏まえ、ほかにやるべき対策も見えてきます。もちろん、それらの対策すべてを具体的に実行すればよいのですが、なかなか企業単独ではできません。したがって、私は実行支援まで行っています。販路開拓支援として営業代行やネット販売システム構築、販売促進支援としてニュースレター発行やホームページ作成などのインターネット活用、という形で派生していきます。こうして、導かれるようにフルラインサービス化の方向へ向かっているのです。

今後の方向性について

今後は、販路開拓など売上UPにつながる活動をさらに強化し、特に「Webマーケティング」というインターネットを活用した販売活動全般の支援を強化していくつもりです。ホームページやネット販売の仕組みを提供するのはもちろんですが、集客やリピート率UPなど、中小企業診断士だからこそできる販売活動全般の支援を行っていきます。

なお、昨年度実施した(社)中小企業診断協会の調査・研究事業「販路開拓ビジネスモデルの策定」につきまして、「中小企業経営診断シンポジウム」(平成23年11月9日(水)、東京ガーデンパレス)の第2分科会で論文発表をさせていただけることになりました。この調査・研究事業は、中小企業診断士がセールスレップという営業代行手法を用いて、地方中小企業の商品やサービスを首都圏方面へ販路開拓することで成果報酬を得る、というビジネスモデルについて調査・研究を行ったものです。

今後の活動につきましては、私のブログで可能なかぎりご報告させていただきますので、ぜひ継続的にご覧ください。またtwitter、Facebook、Google+でも情報発信していますので、フォロー・友達リクエスト・サークル登録をお待ちしています。

(おわり)

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伊藤 勝彦(いとう かつひこ)
シンプルシステム代表、(社)山口県中小企業診断協会理事・研修委員長。1973年生まれ。大阪や広島でソフトウェア開発や情報処理サービスの会社に勤め、技術職から営業職まで経験し、平成22年中小企業診断士として独立。在勤中は、トラブルプロジェクトの再生や赤字部署の黒字化なども経験する。現在、山口県の周防大島という瀬戸内海に浮かぶ島で活動を続けているが、中国地方5県すべてにクライアントを抱えるなど活動範囲は広い。
【ホームページ】:http://simplesystem.jp/