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勤務先での資格の活かし方

がんばる企業内診断士

脱力系資格活用術 中里 樹さん

取材・文:勝亦 健雄(中小企業診断士)永澤 謙太郎(中小企業診断士)

【第3回】コンサルティングだけがすべてではない

取材日:2015年9月13日

支援機関勤務を経て、現在は美容関係の雑誌編集の仕事に携わるという変わった経歴をお持ちの中里樹(なかざと たつき)さん。最終回となる今回は、企業内で資格を活かすコツと今後の展望を語っていただきました。

取得して無駄なことはなかった


―企業外で中小企業診断士としての活動はしていますか。

休日に、昔からの知り合いの会社さんで経営支援などを行ったりしています。

―診断士活動のきっかけは、どのような形ですか。

資格を取って、人脈ができ、その人脈の中から声をかけていただく場合がほとんどです。たまたまお声がけをいただいて、「ぜひやらせてください」といったところでしょうか。

―中小企業診断士でよかったことや辛かったことはありますか。

正直、辛かったことはあまりありません。逆によかったことは、やはり多くの診断士と知り合えたことです。それによって、自分の世界観は格段に広がりました。

合格後から、周りにいた先輩方は優秀な方ばかりでしたので、むしろ「このままじゃまずい」と危機感を覚えたことをいまでもはっきり覚えています。ですので、自分の人生の中で一番よいときに資格が取れたと思います。

―診断士資格を取っていなかったら、どうされていたと思いますか。

学生時代に小売業でアルバイトをしていましたので、小売業を続けていたと思います。いまでも小売業は好きですし、たとえばコンビニなどを利用した際は、1人で勝手に日商(1日の売上)はいくらなのだろうと推測したりしますね(笑)。

―社会保険労務士の資格もお持ちでしたよね。

現在、社会保険労務士は試験に合格しただけですので、名乗ることはできませんが、ゆくゆくは登録して、中小企業診断士とのダブルライセンスで活用していきたいと考えています。

無理に活かそうとしなくても活かせている

―企業内で診断士資格を活かすうえで必要なことはありますか。

とりあえず、まずは動いてみるのが一番よいと思います。診断士資格は、活かそうと思えばさまざまな方向性で活かすことができると思いますが、活かそうと思わなくても後で気づくと自然に活かせていることもたくさんあるのではないでしょうか。無理に活かそうと意識しすぎないほうがよいのではないかと思います。

中小企業診断士として活躍されている方はたくさんいらっしゃいますが、活かし方はコンサルティングだけではなく多種多様です。資格を取ったことで自然と活きていることも必ずありますので、そこに目を向けてみるのもよいのではないかなと思います。

―今後の活動の展望を教えてください。

美容業界に身を置いたのもご縁ですので、美容業界の力になれることがあれば力になりたいですね。それと、これからもより多くの方に読んでいただける誌面づくりをしていきたいと思います。

―ありがとうございました。

(おわり)

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中里 樹(なかざと たつき)
大学卒業後、小売業者に就職。中小企業診断士が寄稿した雑誌記事に感銘を受けて資格取得を決意。2008年に中小企業診断士試験に合格し、2009年診断士登録。支援機関職員を経て美容関連の現在の会社に移り、雑誌の編集などに携わる。社会保険労務士試験合格者。