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独立直後の診断士をレポート

駆け出し診断士の奮闘記

<駆け出し診断士の奮闘記(8)>

文:川窪 俊哉(中小企業診断士)

【第2回】商工会議所での活動 [2]

商工会議所でのイベント活動

100縁商店街でお手伝いしたお店
100縁商店街でお手伝い
したお店(開店前の様子)

巡回・窓口による経営相談のほかに、商工会議所で行われた100縁商店街、まちゼミ、出張商店街などさまざまなイベントにも携わりました。これらのイベントは、先進性や独創性に富み、地域の活性化に大きく貢献する地域振興推進事業の1つでもあります。

100縁商店街とは、商店街全体を1つの100円ショップに見立て、参加するすべての店に100円コーナーを設置し、来店する敷居を低くして新規顧客を獲得するイベントです。私は、商工会議所が出店したお店のお手伝いでピンボールの球拾いをしましたが、このお店が企画したゲームは、地元の子どもたちに大人気でした。

また、まちゼミは、お店(店主やスタッフ)が講師となり、その専門知識やノウハウ、情報を原則無料で受講生(お客様)に伝える、少人数制のゼミナールを行うイベントです。私は、参加店への案内や、思うように受講生が集まらない事業所へのフォロー、実施後のアンケート回収などを行いました。特に、思うように受講生が集まらない事業所に対しては、チラシ・ホームページなどでPRを強化したり、受講生の興味があることや悩んでいることを講座の内容にしてみてはどうかとアドバイスをしたりしました。開催時期が記録的な大雪の降った時期と重なり、講座の休講・欠席などで影響が出てしまったことは少し残念でした。

出張商店街は、商店のない過疎の地域や福祉施設など、商店に来店できない方に買い物を楽しんでいただくように出張販売を行い、参加店の販路開拓につなげるイベントです。私は、出店した事業所や来街者へのフォローを担当し、店番や商品補充、買い物補助などをお手伝いしました。

 これらのイベント活動を通して、地域の事業所や住民の方とのコミュニケーションを図ることができ、とても貴重な経験をさせていただいたと思います。

今後のビジョン

私は今春、地元の税務署に開業届を提出しました。実際に自分が開業することで、より具体的かつ説得力のある経営指導ができると思ったからです。小規模事業者の方は、命がけで経営を行っています。私自身も小規模事業者に対して、本気で経営指導をしたいと考えています。

現在は、平日のほとんどは商工会議所の経営指導員として従事し、休日は東京都中小企業診断士協会三多摩支部の活動や、予備校の登録講師の仕事をしています(執筆当時)。しかし、プロのコンサルタントとしては経験・知識ともに不足していますので、今後の課題は、コンサルタントとしての経験や知識を習得することです。そのためにも、引き続き経営指導員として、地域の事業所の経営課題解決に貢献しつつ、実践的な経験を積んでいきたいと思っています。

業務にあたる中で、私は経営改善や経営革新に大変興味を持つようになりました。今後も、所属している研究会を通して知識を深め、自分の専門分野へとつなげていきたいと考えています。同時に、経営改善・経営革新を希望する事業所に対しては、積極的に支援を行っていきたいと思います。

将来的には、インテリジェンスで中小企業をサポートできるプロのコンサルタントとして、民間企業の顧問先を開拓し、増やしていくことが目標です。そのためにも、人的ネットワークを活かしつつ、常に「感謝の気持ち」と「謙虚な姿勢」を心がけて邁進していきたいです。

【お役立ち情報】

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(おわり)

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