経営コンサルタントの国家資格”中小企業診断士”の情報が満載です。 中小企業診断士の広場

中小企業診断士の広場

独立直後の診断士をレポート

駆け出し診断士の奮闘記

<駆け出し診断士の奮闘記(8)>

文:川窪 俊哉(中小企業診断士)

【第1回】7年間の受験生活を経て[2]

登録当初の診断士活動

私は、知識の補充や人的ネットワークづくりのために、複数の研究会に参加しました。またプロコン塾では、実際に活躍されているプロコンサルタントの方から知識・ノウハウを修得しています。

東京都中小企業診断士協会三多摩支部の活動では、主に地域で開催するイベントに参加していた、公的機関の出店ブースへの販売支援を行いました。また地域金融機関と連携し、地元企業に対してものづくり補助金の申請支援も行いましたが、支援企業の強み、実現可能な事業の取組み内容、今後の成長などを申請書に落とし込むことができ、結果的に私の支援した企業先が採択されました。社長様には大変喜んでいただけて、本当に嬉しかったです。

そのほか、私の経験が多年度受験生の方のお役に立てばと思い、予備校が受験生向けに配信している動画チャンネルにも出演しました。

民間企業への就職活動

巡回している地域の1つ
巡回している地域の1つ

私は中小企業診断士登録をした当初、コンサルタントの経験があまりありませんでした。当然、その状態で独立して成功する自信もありませんでしたので、ノウハウ・スキルを身につけるために、コンサルタント会社への就職を志しましたが、年齢などの諸条件から、多くは書類選考で落ちてしまいます。資格さえ持っていれば何とかなるだろう、という自身の考えの甘さを痛感しました。

そのかたわら、私は予備校の登録講師としての活動もしていました。具体的には、答案添削や演習問題のアイデアを考える仕事です。事例企業の業種を調べる際は、J-Net21内にある「業種別スタートアップガイド」を活用しました。これから新規開業・起業をしようとする方向けのサイトはありますが、業種ごとに現在の市場状況や潜在需要などの情報が載っていて、大変役に立ちました。

商工会議所の経営指導員に

そうした中、思いもよらないメールが飛び込んできました。東京都中小企業診断士協会三多摩支部と、お世話になった実務補習の先生からで、内容は、商工会議所の経営指導員の急募、最大1年6ヵ月の契約職員としての募集でした。

当初は、通勤時間に片道1時間30分を要するため、応募するか迷っていました。しかし、経験を積むことが私にとって一番の課題だったこと、また実務補習の先生から、「実務経験を積めて良い修行になるから、応募してみてはどうか?」という薦めもあって、応募を決意しました。

履歴書と職務経歴書は、中小企業診断士として行った活動を中心に、経営指導員の資質が十分にあることをアピールした内容に仕上げました。その甲斐あって、面接に進むことができましたが、面接日までの時間を利用して、志望動機や経営指導員として取り組みたいことを整理するとともに、面接の練習も行いました。

面接本番では、事前に整理していた内容が問われ、うまく対応できました。そして届いた合否は、「採用」。嬉しさとともに、少し驚きもしましたが、この結果を真摯に受け止め、中小企業診断士として、地域の中小企業の経営支援に全力で努めることが自分に課せられた使命だと思いました。

【お役立ち情報】

<< [ 1 ][ 2 ]

(つづく)

【関連情報】