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独立直後の診断士をレポート

駆け出し診断士の奮闘記

<駆け出し診断士の奮闘記(6)>

文:眞本 崇之(中小企業診断士)

【第2回】「ありがとう」と言われる仕事をしたい[2]

独立半年の実績

中小企業診断士の仕事は、「話す」、「書く」、「診断する」の3つと言われています。私の仕事や活動を挙げてみても、やはりその3つに分類されています。

「話す」では、先輩診断士にお声がけいただき、自主企画セミナーを行いました。また、現在は4ヵ月にわたり、IT研修の講師として週2回、登壇しています。「書く」では、今回のJ-Net21への執筆のほか、所属している研究会に電子書籍の自作出版企画を持ちかけ、Amazon電子書籍(共著)を出版しました。「ビジネスモデル ギャラリー Vol.1 ~図解! ペニーオークションからAKB48まで話題の会社を読み解く最新事例集~」執筆時に想定していたよりもはるかに好評で反響が良く、Amazon総合ランキングで最高11位になるまで売れました。また「診断する」では、この半年で12社の経営診断や経営改善支援に携わりました。そのほか、所属する(一社)東京都中小企業診断士協会城西支部の「カバン持ち制度」を利用して、先輩診断士から中小企業支援のノウハウを学びました。

仕事は人ヅテにいただく

仕事は人ヅテでいただくことがほとんどで、独立前に多くの人から聞いていたとおりでした。私の場合は、「独立しました」と先輩診断士に報告すると、幸運なことに「手伝ってほしい仕事がある」、「こんな仕事があるけれど、一緒にやらないか」などとお声がけをいただきました。私のように経験を積みたい駆け出し診断士にとって、手ほどきを受けながら実務を経験できるのは、大変貴重です。ましてや、独立間もない不安な時期に仕事ができるというのは、本当にありがたかったです。このように、独立して最初の半年間を振り返ってみると、感謝されることよりも、感謝することのほうが多かったと思います。

また、中小企業診断士として、いくつかの公的機関や商工団体などに専門家登録をしました。登録するにもタイミングや募集枠があり、登録に至っていない所もありますが、登録するだけでは、仕事が舞い込んでくることはまずありません。指定フォーマットで登録するため、登録機関としても判断が難しいのだと思います。ただ、このような登録機関でも顔つなぎができたり実績ができたりすると、連続してお声がけをいただくことができました。

結局、どのようなケースであっても人脈が大切なのだと、あらためて感じています。

初心を忘れずに仕事をしたい

独立前に立てた計画・想定に比べると、忙しすぎるわけでもなく、また仕事がなく、絶望感を味わうこともありませんでした。未熟さを感じる毎日ですが、「ありがとう」と言っていただけることで、とてもモチベーションが上がります。やはりこれが、私の働く意義だと思います。この初心を忘れることのないように、人から感謝される仕事をたくさんしていきたいと思っています。

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(つづく)