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独立直後の診断士をレポート

駆け出し診断士の奮闘記

<駆け出し診断士の奮闘記(4)>

文:堀川 久美子(中小企業診断士)

【第1回】「挑戦させていただけるチャンスを逃さない」[1]

勤めていた会社の経営状態に危機感を抱いていた私。しだいに、経営をもっと知りたいと思うようになっていきました。

診断士資格を目指したきっかけ

2011年4月に独立

起「企業診断」ファッション特集執筆メンバーらとの打ち上げ
「企業診断」ファッション特集
執筆メンバーらとの打ち上げ

私が診断士資格取得を思い立ったのは、独立前最後の勤務先の経営状態が芳しくないことに危機感を感じ始めた頃のことです。当時は、かねてから憧れていたファッション業界に足を踏み入れ、チャンスを活かしながらステップアップを図っていました。

最後の勤務先であり、ファッション業界で3社目となる服飾雑貨ブランドの新規事業開拓プロジェクトでは、海外販路開拓等、非常にチャレンジングな仕事にも携わることができました。一方で、前職2社でのマーチャンダイザーの経験を活かしきれないもどかしさもあり、非現実的な数字が躍る事業計画書の下、行き当たりばったりの意思決定に翻弄される日々もまた、現実でした。

プロジェクト立ち上げから1年後、「リーダーシップはどうあるべきなのだろう」、「どうして、こうも簡単に事業は立ち行かなくなっていくのだろう」等、それまでの社会人生活全体を通じたさまざまな疑問が束になって押し寄せてきて、いても立ってもいられなくなりました。そして、コミュニケーションやマーケティング、お金に関するもの等、ビジネス書を夢中に読みあさるうちに、経営をもっと知りたいと思うようになりました。ほどなく、診断士資格の存在を知り、ちょうど大手受験予備校が次年度の受験に向けたコースを開講するところでしたので、すぐに手続きを済ませ、勉強を開始しました。

勉強開始から約半年後、事業部の最後の日が見えてきました。撤退後の自身の身の振り方を模索する中、中小企業診断士として企業経営を支援したいと思うようになりました。もともと、自身の経営知識の底上げを目的とした勉強でしたが、その背景には、脱サラして起業した父の影響からか、子どもの頃からの起業願望がありました。経営の勉強を始めるまでに憧れていたのは、ファッションやインテリア関係の小売店という、在庫を抱えるビジネスモデルでした。予備校の先生の話やブログ等の情報源をもとに、私の経験や知識が人の役に立ち、それに対して報酬をいただける公的資格の存在を自覚したとき、起業のイメージに対して大きな思考の変化があったのです。私は、子どもの頃からの夢はひとまず保留にして、新しい世界に飛び込んでみることにしました。

あいにく、一発合格という当初の思惑どおりにはいかず、合格まで2年間かかってしまいましたが、ビジネス書を読みあさり続けるよりは効率良く勉強できたと思います。こうして2011年4月、私は独立診断士となりました。

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