
(社)中小企業診断協会が機関誌として発行する「企業診断ニュース」平成23年5月号に、「中小企業診断士活動状況及びコンサルティングニーズ等に関するアンケート調査」の結果が掲載された。さらに、その1ヵ月後には、(独)中小企業基盤整備機構のホームページ「J-Net21」の1コーナーである「中小企業診断士の広場」において「データでみる中小企業診断士2011年版」と名称を改めて掲載され、2週連続でサイト内のアクセス数トップを記録した。おそらく、診断協会員以外の方からのアクセスも多かったのであろう。診断士の実態は、世間から注目されているのである。
本稿では、その「データでみる中小企業診断士2011年版」を分析することで、より深く現在の診断士の実態に迫ることを試みている。
第1章では、総合的に本調査内容を分析し、第2章では、6年前に実施された「データでみる中小企業診断士2005年版」の結果と比較し、この6年間で診断士の実態がどのように変化したかを分析している。また第3章では、各回答を年齢別にクロス集計し、世代間でのギャップを分析するとともに、第4章では、各回答を現在の職業別にクロス集計し、特に企業内診断士の実態について分析した。