アンケートにみる診断士の実像

はじめに

 (社)中小企業診断協会が機関誌として発行する「企業診断ニュース」平成23年5月号に、「中小企業診断士活動状況及びコンサルティングニーズ等に関するアンケート調査」の結果が掲載された。さらに、その1ヵ月後には、(独)中小企業基盤整備機構のホームページ「J-Net21」の1コーナーである「中小企業診断士の広場」において「データでみる中小企業診断士2011年版」と名称を改めて掲載され、2週連続でサイト内のアクセス数トップを記録した。おそらく、診断協会員以外の方からのアクセスも多かったのであろう。診断士の実態は、世間から注目されているのである。
 本稿では、その「データでみる中小企業診断士2011年版」を分析することで、より深く現在の診断士の実態に迫ることを試みている。
 第1章では、総合的に本調査内容を分析し、第2章では、6年前に実施された「データでみる中小企業診断士2005年版」の結果と比較し、この6年間で診断士の実態がどのように変化したかを分析している。また第3章では、各回答を年齢別にクロス集計し、世代間でのギャップを分析するとともに、第4章では、各回答を現在の職業別にクロス集計し、特に企業内診断士の実態について分析した。

目次

第1章 診断士に関する4つの不明を明らかにする

  1. 診断士に関する4つの不明
  2. 資格取得後、独立する者の割合は
  3. 独立後の継続状況は
  4. 独立後の年収・売上は
  5. 独立後の活動内容は
  6. おわりに

第2章 データでみる診断士6年間の変化

  1. 属性の変化
  2. 意識の変化
  3. 活動の変化
  4. おわりに

第3章 年齢別にみる診断士の実態

  1. 年齢構成の推移
  2. 年齢別にみた独立への意識
  3. 年齢別にみた年間売上
  4. おわりに

第4章 データでみる企業内診断士の実態

  1. 経営コンサルタント業務への従事状況
  2. プロコンとの比較からみた企業内診断士
  3. 企業内診断士の志向性
  4. おわりに