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地元に根付いた活動報告

地産地診

(4)栃木県編

取材・文:大石 幸紀(中小企業診断士)

【第2回】業務拡大に注力し、若手診断士の育成に取り組む[1]

取材日:2011年8月4日

「地産地診」コーナー・栃木県編の第2回目は、(有)情報ビジネスコンサルティング代表取締役であり、(社)中小企業診断協会栃木県支部長を務める矢口季男さんに、栃木県支部の運営方針や、業務の拡大を通じての若手診断士の育成について、お話を伺いました。

多くの職種を経験して、中小企業診断士に

― どのような経緯で中小企業診断士になられたのでしょうか。

矢口季男さん

私は、平成元年に中小企業診断士として独立しましたので、診断士歴23年になります。中小企業診断士になる前は、6つの職種を経験しました。製造業も、スーパーマーケットも、建設業もやりました。

中小企業診断士になりたいと思ったのは、義兄とスーパーマーケットを経営していた時でした。朝6時に市場に仕入れに行き、店頭に品出しをする日々の繰り返しの中で、経営に関する悩みは、山ほどありました。誰かに相談したいと思っても、専門家に相談できる機会はなかなかありません。だから、同じような悩みを持った経営者が市場に集まって相談している。それはそれで楽しかったのですが、皆知識がないものだから、答えにたどり着けない。そのような中で、自分が彼らの相談に乗れるような立場になりたいという思いを持つようになりました。

そのようなときに、診断士資格を知りました。それから、勉強を始めて合格まで8年かかりました。毎日勉強を続けるには、朝に時間を確保するのがよいのですが、市場に行かなくてはなりません。ですので、毎日午前3時に起きて1時間の勉強を続けました。中小企業経営を実践しながらの勉強は時間がかかりましたが、身にもつきました。

伊藤先生(左)と水沼先生(右)とともに
伊藤先生(左)と水沼先生(右)とともに

そして、平成元年に中小企業診断士に合格し、すぐに事務所を立ち上げました。当時の中小企業診断士は公務員か、税理士や社労士との兼業の方が、多くいらっしゃいました。私は、何の確証もないにもかかわらず、「どうにかなるさ」ぐらいの気持ちでの独立でした。

当時は、商工会議所から仕事を受注していました。地元では独立診断士のパイオニア的存在でしたから、とても恵まれた環境だったと思います。

製造業から小売業まで経験していたことは、中小企業診断士としての活動にプラスになりました。最初は、スーパーマーケットの支援が中心でしたが、徐々に支援業種が広がっていったのは、幅広い業務経験があったからでしょう。

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