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■ 新事業可能性調査と販路拡大支援による事業規模の拡大
鳥取県中小企業支援センター(財団法人 鳥取県産業振興機構)
| 日本ランドメタル株式会社 |
| 業 種 | : | 金属加工業
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新分野進出して最も不安だったのは製品のPR方法と販路の開拓でしたが、多くの百貨店の紹介や展示会への出展斡旋をしていただき、販売促進にたいへん助かりました。また事業を通じて資金面から技術開発、ビジネスプランづくりなど新分野で暗中模索していた当社には、この多くの経営支援はとてもうれしかったです。
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| 本社所在地 | : | 鳥取県鳥取市 |
| 資 本 金 | : | 1000万円 |
| 創 業 | : | 昭和47年7月 |
| 売 上 高 | : | 100,000千円 |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 12名 |
福嶋 徳男
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■花器などメタルアートで新事業可能性を調査
日本ランドメタルへの支援は、平成13年度に実施した新事業可能性調査に応募されたのがはじまりである。同社は、ステンレス加工の技術研究を通じて、鳥取県産業技術センターとは以前から交流のあった。本業が金属加工で請負加工中心であったが、この調査では端材を有効利用したメタルアート事業(花器や机上製品、装飾ツール)の有効性・展開方法について調査機関より提案を受け、本格的な事業活動が開始された。
■いい製品はつくれてもマーケティングが最大の課題
大阪、東京地区の百貨店の売場改装工事(ブテイックの内装工事など)を大手内装業者を通じて受注するなど、ステンレス加工技術には高い評価を得ている同社。しかし自社の顔を売り込むすべはなく、今回のメタルアート製品は宣伝パンフレットを通じて自社のアイデンテティを売り込む格好のチャンスとなった。ただ、デザイン性の高い品物ができたものの、どこに売り込むか、第2事業部門として事業採算がとれるだけの売上高を確保できるか、販路に最大の課題を残していた。これは同社だけの問題でなく、いい製品をつくってもどこにどうやって売り込むかというマーケティング力の弱さは当県の製造系企業、特に下請け製造中心の企業の特徴でもある。
■販路拡大に取り組み商品開発のヒントを探る
この課題を克服するため、同社は販売を担当する専務(社長の夫人)が中心となり県内外の展示会ほかイベントなどに積極的に参加し、製品PRに努めた。また、当支援センターでもプロジェクトマネージャーが流通業在職時のコネも活用し、個別企業へ順次アプローチをつづけ、販売実績を積み上げていった。さらには、平成15年11月の「ビジネスサミット」への出展援助を行ったほか、D百貨店の売場催事にも出展し、買い手である顧客の反応を直接探り、今後の商品開発のヒントをつかむ努力も展開している。支援センターの支援もさることながら、同社自らの粘り強いがんばりには敬服している。
■経営革新支援法の認定を受け商品開発にも力を注ぐ
平成14年に入り、同社は基幹事業の1つとして防盗難用の固定金具の研究開発にも取り組んでいる。このビジネスを組み込んだ同社の経営革新計画を練り上げ、経営革新支援法の法認定を申請、支援センターとしても計画立案作業を支援した。平成14年8月法認定取得を果たし、併せて「鳥取県やる気のある企業支援金」(企業化支援型補助金)を獲得し、研究開発を加速させた。この技術も同社のオンリーワン商品づくりの重要な部分として活かされてくる予定である。
平成15年には高専卒の女性デザイナーの卵を新規採用し、若い感性の注入を図るとともに中小企業・ベンチャー総合支援センター中国の専門家派遣制度を活用して、デザイン力アップの指導も受けている。こうしたなかで平成15年度の新事業可能性調査に再度応募、新たに考案された"光とミストの癒し型メタルクラフト製品"のマーケティングに対し、専門機関の考察を付け加えて販路拡大を図ろうとしている。現在のところ新製品の売上は少ないが、これらの動きが新聞含めたマスコミの話題にもなり、本業そのものの宣伝に寄与し本業が忙しくなるという副次的効果を生み出している。支援センターとしても一層販路拡大を中心とした支援をつづけていく所存である。
■今後の事業構築に残された課題

メタルアート製品販売については、本業を補完する事業部門として、どう構築するのかがいずれ問題となる。販売対象が女性を中心とした一般顧客であり、売れ筋商品を中心に何アイテム生産するのか、在庫負担をどうするのか、百貨店などでの口座開設、納入方法など先行する資金負担をどうするのか、といった課題が山積する。少人数、小資本の中小企業としての立場を考慮すると、つくることと販売することの両方を同時推進するのは極めて困難であると判断する。むしろ強力なスポンサー(代理店)をみつけ、同社は製造に徹することのほうが得策でないかと推察される。この点も含め、支援相談を続けていきたいと考えている。
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