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■ EM菌による浄化槽前処理装置の商品化設計・製造支援による創業支援
栃木県中小企業支援センター(財団法人 栃木県産業振興センター)
| 有限会社レックEM益子 |
| 業 種 | : |
製造業
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当社は、EM菌を利用した「EM汚水浄化装置:マシコクリーン」と「EM堆肥化装置」の製造販売及び浄化槽・浄化装置のメンテナンスを業としています。河川や湖沼の生活排水が環境問題となっており、当社の装置を使用していただくことによって少しでも環境浄化に役立ちたいと考えています。
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| 本社所在地 | : | 栃木県芳賀郡益子町 |
| 資 本 金 | : | 300万円 |
| 創 業 | : | 平成14年11月 |
| 売 上 高 | : | |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 3名 |
河原 弘道
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■地域の環境問題がきっかけで環境ベンチャーに取り組む
レックEM益子の河原弘道社長は、陶芸家(益子焼)として陶芸を業としていた。地域の環境問題に関わることになり、行政に要求を出してばかりいては環境問題は解決しない、住民自らの問題であると気づいたことが創業の背景となっている。
地域の勉強会で、琉球大学の比嘉照夫教授によって発明されたEM菌(Effective Micro−organisms:有用な微生物群)に出会い、益子町環境基本計画策定委員などを務めるなかで、生ゴミ処理や地域の河川の浄化に関わり、EM菌が、し尿処理や土壌の改良に使えないかと考えるようになった。
近辺の川でEM菌を利用し、根気よく河川浄化を検討していくうちに、実際に河川がきれいになっていくのを自ら確認でき、これは使えると判断。独自に浄化槽前処理装置を考案し、試作と実験を重ね、浄化槽の臭いなどで困っている近辺の住宅数軒で実験を開始した。実験の結果が非常に良好だったことから、河原社長はこの装置をぜひ商品化したいと考え、栃木県中小企業支援センターを訪れた。
■事業の可能性は高いが新規創業として課題は山積
相談を受けた支援センターでは、まずマネージャーが実験現場を訪問し、実験の結果を確認するとともに試作品を実際にみて、事業としての可能性について検討することになった。
実験結果は良好だとわかったものの、商品として販売するには、試作品をさらに練り直す必要があると判断された。同時に、河原社長にとって工業製品のモノづくりは初めての経験であるから、商品設計及び製造方法についての課題もあると判断された。
そのほかにも、販売で新規にルートを構築する必要があるなど、新規創業に伴う課題は山積していた。この写真が当時の試作品である。現在の商品写真(左上)に較べてみると、外観にもかなり違いがある。商品化にあたっては、再設計が必要であった。
■商品設計、法人化販路開拓からサポートを開始
1:商品設計
商品の再設計では、専門家からのアドバイスが不可欠であると判断し、当センターでは専門家派遣の検討に入った。
センターのすすめにより、河原社長は「平成14年度栃木県ベンチャーモデル企業」に応募した結果、同社はモデル企業に指定された。これで専門家派遣を受けることができるようになり、専門家からアドバイスを受けながら商品設計、製造方法、製造価格の検討に入った。
2:会社設立
この装置を製造・販売するためには、個人事業よりも法人化するほうがよいという判断の下、有限会社設立に向けてのアドバイスも行った。
3:販路開拓
商品化ではネーミングが重要であることから、商品のネーミングをともに考え、最終的には地元益子町から名を借りて、「マシコクリーン」という商品名をつけた。
まずは広く世の中に商品を知ってもらうために展示会への出展をすすめ、当センターの「起業化需要・販路開拓事業」を利用し、東京で開催される「エコプロダクツ2003」や「とちぎ産業フェア」にマシコクリーンを出展した。展示会での反響は高く、この製品を販売したいという希望もいくつか寄せられた。
また当センターが実施する「市場展開支援事業」を利用し、豊富なビジネス経験をもつ支援団体から、販路開拓について支援を受けるという話も現在進行中である。
■実験結果からみた事業性のたしかさとタイミングのよい支援が奏功
当初の試作品は商品として練れていなかったものの、それでも試験結果が極めて良好で、技術的に筋のよいものであったということは大きい。また、専門家派遣による商品設計、会社設立、展示会出展など栃木県中小企業支援センターの支援がタイミングよく実施されたことも成功の大きな要因になっている。
今後はマシコクリーンの販売拡大をめざし、新たな支援活動を展開していく方針である。
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