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経営革新
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■ 定期的・総合的な支援による異業種転換
島根県中小企業支援センター(財団法人 しまね産業振興財団)
| 株式会社加地 |
| 業 種 | : | 樹脂製品・ゴム製品製造
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企業立地はローカルであるが、独自技術、独自商品の開発を通じてグローバルビジネスをめざす。
| 〔事業内容〕 | EXGEL商品製造販売
自動車内装部品加工
靴・バッグ製品縫製加工 ほか |
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| 本社所在地 | : | 島根県仁多郡横田町 |
| 資 本 金 | : | 12,000千円 |
| 創 業 | : | 昭和44年 |
| 売 上 高 | : | 626,121千円 |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 67名 |
小川 國男 |
■自社開発した新素材で医療・福祉分野の商品を展開
加地は、島根県の山間部、横田町に本社を置き、皮革製品を中心とした縫製・加工の下請け企業として業績を伸ばしていたが、収益性に乏しいことから自社製品の開発を志向し、EXGELを完成させ、それを使用した商品を開発した。「EXGEL」とは、(1)好感触 (2)遅延回復 (3)体圧分散 (4)素材形状保持 (5)衝撃吸収といった、ゴムとジェルの特性を併せもつ素材である。
これを活かして医療・福祉分野を中心に50品目を超える商品を開発している。
島根県中小企業支援センターでは、EXGELの開発、企業化資金の債務保証、販路拡大、収益性の悪い縫製・加工部門の縮小・整理等、経営戦略・経営改善に関する助言等、こまめに同社を訪問し必要に応じ総合的に柔軟な支援を行った。
■開発資金と販売費用に助成金を活用
従来の経営の主力であった革靴加工、運動靴縫製は、売上高、利益とも下降線をたどっており、新しい経営戦略の検討が差し迫った課題となっていた。そのような時期に救世主と期待されたのがEXGELで、その成功には主力製品とする戦略転換を行う必要があった。EXGEL開発資金について、創造的中小企業創出支援事業、ベンチャー融資債務保証事業(財団制度)による助成を行っている。
販売については、中央の展示会等に積極的に参加し、製品の知名度を高める必要があるが、その費用に対しては販売システム構築助成金(財団制度)による支援を行った。
生産力のための設備投資については、設備貸与制度を活用した。
生産効率を高めるために工場レイアウトを再検討する必要があり、専門家派遣事業により専門家を派遣することとしている。
そのほか、不定期ではあるが経営アドバイザー、金融アドバイザーが訪問し、経営全般についての助言を行っている。
 ■収益性は順調に上がりOEM製品も大きな割合に
縫製・加工部門の整理により、EXGEL製品が総売上高の約70%を占め、収益性も順調に上昇するに至った。
開発当初はマット類が中心であった製品用途も素材特性が評価され、現在では医療・福祉分野が約80%を占めている。
また、同社のオリジナル製品に加え、大手企業のOEM製品も大きな割合を占めるに至っている。
■支援における今後の課題
- 素材・技術多様化・高度化に関する支援
素材が評価されるとともに、製品に対する要望も多様化している。
成型技術に精度が必要なもの、硬度のバリエーションが必要なもの等に対応可能な技術開発に関するコーディネート、設備投資等資金面での支援が必要である。
- ソフト面での支援
受注の増加、多様化に対応し、効率的な生産を展開するためには、工場レイアウト、工程、品質等の管理体制を強化する必要がある。また、積極的販売促進を行うためには、営業体制の強化、販売技術の高度化を図る必要がある。これらは、効果測定を繰り返しつつ長期的に推進する必要があることから、専門家派遣制度等助成制度を活用しながら、継続的な支援、助言を行うこととする。
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