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■ 「脱ハウスクリーニング」をめざし独自のアイデアで生き残りを図る
長崎県中小企業支援センター(財団法人 長崎県産業振興財団)
| 株式会社エコ・ネット |
| 業 種 | : | サービス業
ベッドクリーニング
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まったく1人から生まれた会社がエコ・ネットです。また1つのアイデアからベッドクリーニングが生まれました。しかし、これを具現化するのには私だけの力では到底成し遂げられませんでした。支援センターからの支援やアドバイスがあったからこそだと感謝しております。今後も積極的に支援センターを活用させていただこうと考えています。零細企業を支援する体制が整っていることは本当に素晴らしいことだと思います。
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| 本社所在地 | : | 長崎県長崎市 |
| 資 本 金 | : | 1100万円 |
| 創 業 | : | 1999年 |
| 売 上 高 | : | 3500万円 |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 4名 |
松尾 秀二
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■独自のアイデアでベッドクリーニングを事業化
ハウスクリーニング事業から出発したエコ・ネットが、ベッドクリーニングの事業化へと進んだのはある顧客の相談がきっかけだった。
「ベッドのマットレスにカビが生えていて、臭い。何とかならないだろうか?」
ハウスクリーニング業は労働集約型の仕事で、しかも春秋の移動シーズンしか忙しい時期はない。松尾秀二社長はそこに困難を感じ、事業化できるアイデアはないかと模索していた。そんな時期の顧客からの声、これがベッドマットレスのクリーニング工法を開発する発端となった。情報調査の結果、ソファークリーニングの業者は存在するが、ベッドマットレスのクリーニング業者はなかった。また、廃棄ベッドは年間100万台以上あるが、クリーニングすることでまだまだ使えるものも存在することなどが判明した。しかし、どのような方法でクリーニングするかなど課題は山積している。一番のネックは、マットレスの洗浄はできても乾燥をどうするかであった。それが、当センターとの出合いにつながる。
■専門家の支援を受けビジネスモデルが完成
マットレスを引き取ってクリーニングするのは設備さえあればできるが、それでは運搬の手間がかかり、短時間では納められない。クリーニング後すぐにベッドが使用できることから、出張クリーニングでサービスを提供することにした。そのため、いくつかの制約が出てきた。マットレスの洗浄は、水洗いができない。洗浄剤も合成洗剤は使えない。1時間程度の作業時間で洗浄から乾燥まで行わなければならない。
以上のような課題を明らかにして立ち上げ準備に入り、県の事業可能性評価委員会認定企業第1号に選ばれた。この後、無料でインストラクターの派遣が行われた。支援内容は、出張クリーニングのビジネスモデル構築から、いかにして全国展開につなげるかということまで、事業プランの作成から入った。また資金面でのアドバイスとして、補助金や助成金の活用などから現場クリーニング方法、殺菌乾燥装置の開発、マニュアルづくり、特許申請に及んだ。無料派遣は支援する側から必要な時期にインストラクターを派遣できるため、事業立ち上げに効果が大きい。
次いで東京・四谷の長崎県産業支援センタービルへの入居を決定し、フランチャイズ全国展開に便宜を図ったところ、日本経済新聞をはじめとする各種メディアに取り上げられ、順調に滑り出した。その後有限会社から株式会社に商号の変更も行った。
長崎県産業支援センタービルの活用について、松尾社長は「私たち零細企業が東京でビジネスを展開する拠点としては申し分ありません。また財団の支援も幅広く、いろんな専門家を派遣していていただき、たいへん感謝しております」と評価していただいている。
■フランチャイズ事業で全国展開をめざす
「洗浄から乾燥まで55分で終了します」をキャッチフレーズに「クイッククリーニング55」と命名し、FC店募集を開始した。この日本唯一のベッドクリーニングシステムは、安全なクリーニング工法とコストパフォーマンスを追求した成果である。
FCのメリットは資金需要を直営店方式より軽減でき、また全国展開を早く達成できることなどである。FC事業での支援のポイントは、このメリットを最大限に活かすことだった。
そして東京・四谷の長崎県産業支援センタービル入居と同時にFC事業による全国展開へ向けて活動をスタート。現在では、全国に28カ所のFC店がオープンしている。
FC店へのノウハウ提供は、ベッドのクリーニングはもちろん、ソファーやカーペットなど水洗いに適さない物へのクリーニングにも応用範囲を広げている。ベッドクリーニングへの関心は、いままで1度もクリーニングしていない病院や老人施設をはじめとする特定需要者からの反響が多い。SARS対応が迫られている中国への展開も希望されており、海外代理店設置を検討中である。今後は、FC事業とは別に特定需要者向けに新しいシステムを開発していく予定だ。
また、汚れのクリーニングよりはダニ、臭い、カビ等のトラブルをもつベッドでの需要が多いことにも注目し、ダニ忌避の効果が高いコーティングや光触媒を利用した商品などもクリーニング工程で取り入れている。
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