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■ “みえ発”手づくり市民文化の全国発信を、経営革新で実現!
三重県中小企業支援センター(財団法人 三重県産業支援センター)
| 株式会社 金星堂 |
| 業 種 | : | サービス業
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私たちは全員、お客様の立場・身になって仕事を考えます。常に笑顔を忘れず、挨拶と感謝の基本行動を行います。楽しい、気持ちいい人間関係を築きます。
支援センターには、適切な専門的助言をいただき、大いに助かりました。これかもお願いします。
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| 本社所在地 | : | 三重県桑名市 |
| 資 本 金 | : | 1000万円 |
| 創 業 | : | 明治29年 |
| 売 上 高 | : | 約9億5000万円 |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 31名 |
小笠原 まき子
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■創業は1896年 時代とともに事業を広げる
初代は、お寺さん。書に優れており、近隣の商家から表札書きを依頼された。上手に加え、町の人々にも親しまれる温厚至誠の人物であったため、「書いていただいた看板を掲げると、信用が増したような」と喜ばれることが常となり、ついに1896年、金星堂を興こすに至った。事業は「桑名の看板は、金星堂」といわれるほど順調に進展した。時代とともに、看板に加えて広告業に、また三重交通の広告やバス停を手がけたことから旅行業へも進出した。3代目社長に就任した小笠原まき子氏にとって、何の心配もない日々がつづくと思われた。
■バブル崩壊の影響から個人向けビジネスへと展開
しかし、バブルが音を立てて弾けた。固く本業に徹していたため、直接の影響は被らなかったものの、小笠原社長には、「お客様は、3Kを引き締めにかかるぞ」との不安が走った。その不安は急速に現実のものとなり、事実、企業各社は、交際費、交通費、広告費の削減をはじめた。
しかし、絶やさぬ笑顔で「悪いことは、全部忘れ、よいことしか覚えないことにしているの」というほどプラス思考の小笠原社長は、この難局を、「組織がダメなら個人がいるじゃない」と、新しいビジネスを立ち上げるチャンスと捉えた。
■多様な中高年層には"手づくり"で対応するしかない
同時に、国家的問題となりはじめた少子高齢化社会を考えたとき、自分のこれからを見据えて「生きてきた証」を求めるとともに、夢を実現させようとしている、つまり「自己実現」に向かって模索している多くの中高年がいることを知った。「その夢を実現するお手伝いができないか」と考えた小笠原社長は、「多様な中高年層に対応していくには"手づくり"しかない」と確信し、"手づくり屋"のアイデアを胸に、相談先を探していた。
そのようなときに出合ったのが当センターであり、来訪した小笠原社長に対応したのが当センターの水谷サブマネージャーであった。
サブマネージャー 水谷哲也はいう。
「小笠原社長が"手づくり屋"のアイデアをおもちになって相談に来られたとき、業績向上をめざし新しいサービスの提供を計画することは経営革新支援法に該当すると考え、この制度の説明をしました。3〜5年の計画期間で付加価値額が9〜15%伸びることを目標に、新たな事業活動に挑戦していただく制度であること、承認を受けると研究開発補助金や低金利での融資を申し込む資格ができることなど、『ウン、ウン』とうなずきながら熱心に聞いていただきました。補助金や融資の話にも興味をもっていただきましたが、この支援制度の主旨は、計画を立案することによる実効性向上にあることをよく理解され、『まずは現状を第三者的な視点でしっかり分析し、課題を明確にしなければなりません。そのような支援制度はありませんか?』と、こちらが説明する前に聞かれてしまいました。そこで専門家派遣制度には経営革新に関係する制度と、経営支援、IT化支援などの制度があることを説明、現状分析のためには経営支援の専門家を、その後"手づくり屋"成功のためにたいへん重要となった情報発信のためのIT専門家派遣をお勧めしました」
専門家と現状分析を行った結果、小笠原社長は、企業をお客様としてきた金星堂が、ニーズだけでなく時間や生活習慣が百人百様の個人を対象とするには柔軟性に富んだ別組織を立ち上げるほうがよいと判断し、当センター派遣専門家の指導の下、"手づくり屋"計画をブラッシュアップ、経営革新を申請され、平成15年8月に県知事の承認を受けられた。
現在は、ホームページ等を充実するためにIT専門家の支援で検討を進めている。また、当センターとしても、承認された経営革新計画に沿った事業の円滑な実施のために、継続的にプロジェクトマネージャー、サブマネージャー等からアドバイスを行っているところである。
■倉庫を改造した店舗で手づくり品を販売
街道に面する格子窓から、あんどんの灯がもれ、かつての宿場町の一軒を彷彿とさせる"手づくり屋"に入ると、意欲のある主婦や定年退職者が作成した、ベンチ、テーブルなどの木工製品、ちりめん細工、陶芸品など、趣味の手づくり品が価格をつけられて販売されている。木の枝のドアノブ、現代風にアレンジした格子窓や土壁、"手づくり屋"は、金星堂の倉庫を、文字通り手づくりで改造した店舗である。川合延雄店長は手づくり相談員であり画家であり、2級ヘルパーの資格をもつ。「自分史を残したい、趣味の作品を発表したいという方々の夢のお手伝いができれば」と話す。
■全国的に反響を呼び社会貢献にも取り組む
小笠原社長は、「しっかりした計画を立てて成功でした。おかげさまで、来店数は予想をはるかかに上回っています。皆様の夢が叶うと同時に、私の夢も叶いそうです」と、笑顔で話す。新聞等のマスコミにも多数取り上げられ、桑名市だけでなく全国的に反響を呼んでいる。また、ビジネスだけでなく、ユネスコ協会の「バングラディシュ支援チャリティー展示・バザー」を開催するなど、社会貢献の面でも活発に取り組んでいる。
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