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■薄層屋上緑化システム「セダムガーデン」の開発
兵庫県中小企業支援センター(財団法人 ひょうご中小企業活性化センター)
| グリーンスター株式会社 |
| 業 種 | : | 造園建設業
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当社は造園業界、建設業界、公共事業ともに今日の経済不況のなかにあって売上高の確保に苦戦しています。経営革新を推進するため、全社員が参加した"SWOT分析・環境分析"を実施し、経営課題を抽出して重要成功要因を決定したことは、経営の方向性を決定するうえでたいへん参考となりました。
また、屋上緑化部門に進出する経営革新を内容とする法の認定や補助金を頂きましたが、具体的にどのように戦略を立て行動すべきか、ひょうご中小企業活性化センターさまにコンサルしていただいたことは、事業推進するうえでたいへん役立ちました。
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| 本社所在地 | : | 兵庫県神戸市 |
| 資 本 金 | : | 4000万円 |
| 創 業 | : | 昭和46年5月
(1985年) |
| 売 上 高 | : | 1,700百万円 |
代表取締役 |
| 従業員数 | : | 30名 |
阪口 正浩
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■社会的な意義も大きい屋上緑化事業に挑戦

創業者の阪口正治氏は1966年、29歳のときに造園業をはじめた。71年5月に法人組織化し、「神戸グリーン造園」を設立。95年に、現在の「グリーンスター株式会社」へ社名変更、エクステリア事業、ガーデニング事業、屋上緑化事業と常に時代の一歩先を進んだ事業を展開している。当社の経営理念は、「花と緑のある、美しく、快適な生活環境の実現に貢献する」である。
近年都市部においては、土地利用の高度化による緑地の減少、消費エネルギーの増大に伴う廃熱量の増加などによって、都市周辺部に比べて局所的に気温が高くなっている。
屋上緑化には、このようなヒートアイランド現象を緩和させる効果、冷暖房費の節減による省エネ効果、建物の長寿命化、都市型洪水の防止効果などの都市環境を改善する効果があり、社会的貢献度は大きい。
■彩り豊かなセダムを植生委託新産業分野を生み出している
当社は、兵庫県庁2号館の屋上緑化コンペで最優秀に選ばれるなど、優れた設計力と技術力をもっており、各地で屋上緑化条例が制定される事業は追い風。また、農家に屋上緑化に必要なセダムを植生委託し、新産業分野を生み出している。
このたびの兵庫県庁2号館の屋上庭園設計コンペにはゼネコンなど35社が応募。「天地の苑」と名づけたグリーンスターのプランが採用され、新井組と共同で受注した。
グリーンスターがこれまで手がけた屋上緑化は、マンション、病院、学校、公共建築など約2万平方メートル。前年度の売上高は1億6000万円で、年商の1割を占めるようになった。
調査によると、今後10年間で、全国の主な都市の屋上緑化が可能な屋上の面積は9500万平方メートル。そのうちの20%とみても3800億円の市場規模があるという。
■中期経営計画の策定と新事業計画の策定からスタート
グリーンスターへの支援は平成13年度から15年度まで、「成長企業発掘育成事業」の対象企業として、マネージャーによる継続的な診断助言を実施した。
その内容は、3年後の"自社のあるべき姿"を具体化した中期経営計画の策定を行うとともに、新しい事業として屋上緑化部門の事業計画書の策定を支援したものである。

具体的には、SWOT分析・環境分析を行い、自社を取り巻く経営環境のなかで「自社の強み:どう活かせば武器となるのか」「自社の弱み:どう克服すれば強化されるのか」「事業機会:どう利用すれば飛躍できるのか」「脅威:どう対処していけば対応できるのか」を抽出し、経営戦略や販売戦略を策定しそのフォローを継続的に実施した。
中小企業を取り巻く経営環境は大きく変化しており、新商品の開発または生産、新サービスの開発または提供による経営革新は、個々の企業にとっては非常に重要なものとなっている。そのため、当社は平成12年度に中小企業経営革新支援法の承認を受け、13年度には「屋上緑化用植生マットの研究・改良」について中小企業経営革新事業費補助金を申請し、採択された。
支援センターは、これらに対し積極的にフォローを行い、事業推進に寄与した。
■タイミングのよい支援が成果をあげ新事業は利益面で経営に貢献

屋上緑化部門への支援により、平成14年度は黒字化となり、売上高・経常利益が増加して、全社の経営に貢献することができた。
特に建築公共部門の落ち込みを、成長が見込める新規分野の屋上緑化が補うかたちとなったもので、今回の支援は非常にタイミングのよいものであった。
また、姫路市郊外の休耕田を活用し、約3万平方メートルの土地を使ってセダムの種植えから育成し、植生マットまでの生産により、付近の多数の農家の皆さんに管理作業の雇用機会を提供する地域貢献型企業となっている。中小企業が地域住民を巻き込んで、小さな資金で大きな産業へ成長したビジネスモデルだといえる。
ひょうご中小企業活性化センターでは、兵庫県下における成長が期待される中小企業を発掘して育成する事業を平成13年度から推進し、現在に至っている。成長性が著しいグリーンスターをご紹介して、元気企業が成長発展する活動の源を探ってみた。
当社は不況のなかでも継続的に売上高の増加及び利益の増加を果たし、なお新規雇用の増加を達成している元気なモデル企業である。
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