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創業型
■ 北の大地・札幌から多種多様な通信関連機器を送り出す
北海道中小企業支援センター(財団法人 北海道中小企業総合支援センター)

株式会社ネイクス
業   種通信機械器具製造業 



 未知の技術領域に挑戦し、確実に開発を成功し、製品化し、販売による成果を出すというごく当たり前のプロセスであっても、中小企業が独自の力で乗り越えるにはハードルは高いものです。私どもは、北海道中小企業総合支援センターに、資金的な支援だけでなく、IR活動も含めて後押しをしていただいております。
本社所在地北海道札幌市
資 本 金220,860千円
創   業平成5年7月
(1985年)
売 上 高1,548百万円 代表取締役
従業員数61名 端 一二


■「ニッチなマーケット」と「高度な技術」がキーワード

 ネイクスは、技術変革の早い情報関連及び計測機器の分野に開発の視点を置き、規模が小さく大手企業が参入しにくい市場、また、高度な技術が要求され同業の中小企業が参入できないような分野を探しながら、時代のニーズに応える製品開発を心がけている。
 当社の主な事業内容は次の2つである、
 (1)CTIソリューソン事業:コールセンター向け製品群であり、DP/PB変換装置がその主流となっている。一般の電話信号の大半はアナログ信号であり、そのなかでもダイヤル信号(DP)とプッシュ信号(PB)があるが、コールセンターではコンピュータが電話を自動受付するケースが大半で、ダイヤル信号にはサービス対応ができないのが現状である。そこで当社は、ダイヤル信号をプッシュ信号に変換する装置を開発・販売し、大規模コールセンターのほとんどで当社製品が活躍している。
 最近では、デジタル回線(ISDN−PRI)に対応する変換装置を国内で初めて開発。国内で唯一アナログ信号からデジタル信号まですべてに対応できる製品化を進めている。
 この他にも、コールセンター向け製品として、電光表示盤やコンピュータ用基準時計、回線端末監視切替装置、通話録音装置などを開発、製品化している。

 (2)データ通信ソリューション事業:高速通信モデムの開発、電力線搬送モデムの開発等得意技術であるデジタル信号処理技術によって新しい独創性の高い製品の開発に取り組んでいる。

■社是や企業理念に表れる技術に対する意識の高さ

 当社の社是は「挑戦」であり、企業スローガンは「技で競う、次の一手」である。この言葉からも当社の技術に対する意識の高さが現れている。
 端一二社長は室蘭の高校卒業後、エンジニアリングやソフトウェア関係の企業で総務、営業畑を歩み、営業力は特に定評がある。
 当時勤務していたソフトウェア会社の事業縮小を機会に、技術者の現取締役を中心に当社設立に至ったもので、端社長の経営戦略に基づき、市場及び時代のニーズを見極めて部分的に特化した形で製品開発と営業展開を行ってきた。単なる流行ではなく、技術革新の早いIT化社会の要望に応えることにより成長を遂げている。
 また当社は経営理念である「品質こそわが社の命である」を表すものとして、ISO9001:2000、JISQ9001:2000の認証を同時に取得、モノをつくる喜びを決して忘れない会社として、新しい技術を積極的に取り入れる姿勢を貫きながら、ユーザーへより一層の満足と信頼を提供していく予定である。

■変換装置が高く評価され資金調達から支援を開始

 当社への最初の支援は、平成7年の増資新株の引受である。当時は会社設立1年半という時期にあり、開発・製造・販路開拓等の支出が先行して資金的にきつい時期であった。
 現在の主力製品となる変換装置が評価され、大手企業へのOEM供給がされはじめた時期でもあり、この生産資金の調達が必要だった。
 そこで端社長は当センター(当時は北海道中小企業振興基金協会)で独自に行っていた新株等引受事業の相談を申し込んだ。
 このときの当社の将来性を評価した出資をきっかけに、当社への支援をつづけることとなり、2年後には新たな基盤技術の研究となる多回線負荷試験機の開発にあたり、研究費の助成を行った。
 その後も当センターでは、株主という立場からの助言指導に留まらず、事業の進展に合わせ、展示会への出展助成やマーケティング調査への助成など必要な支援策を行った。また、創造的中小企業創出支援事業を含む投融資による資金的支援が、ベンチャーキャピタルをはじめとするその後の出資に有効な役割を果たし、近い将来の計画としている株式公開へ向けての基盤整備の一助となっていると考えている。
 当社のような高い技術力を背景に開発に特化したファブレス企業は、これからの中小企業のあり方の1つである。今後の活躍が大いに期待される企業であり、当センターとしては引きつづき支援していきたいと考えている。

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