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ニッチ市場に特化した高速大容量の専用ネットワークの開発
現在の光通信網は信号の進路制御に電気系のスイッチング装置を用いる。この光−電気間の変換が光を減衰させ、通信速度を落とす原因になっていた。今回の新連携による研究では、進路制御に光スイッチング技術を用いて高速大容量の新ネットワークを開発する。
基本技術として産業技術総合研究所の平賀隆研究員が開発した熱レンズ式の光スイッチング技術を採用した。この熱レンズは熱膨張により光の屈折率が変わる特徴を持ち、熱膨張を制御することで、光の進行方向やオン・オフを制御しようというものだ。レンズを膨張させる光を光ファイバーに乗せて遠隔から送ることで、スイッチの遠隔操作が可能になる。
この基本技術を基に、工場の設備診断用や病院の医療診断用、河川水位の監視用など用途を絞った専用ネットワークを開発する方針だ。いずれも通信エリアを小規模なものに限定し、低価格のネットワークを目指す。大手との競合を避けてニッチ市場に特化する。まず2005年度中に防災監視用システムの試作品を完成させる計画だ。
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